ちばやま

ちば山の会2001年10月

千葉市中央区弁天町5番地鶴岡方

Tel・Fax 043-255-9821



富士山:富士宮ルート(剣が峯登頂とこだわり)


<山行日>9月1日(土)晴れ
<メンバー>CL菊池 典雄(単独)
<工程>千葉20:00発−東名高速−御殿場インター−1:30新五合目駐車場(富士宮登山口2400m)3:42−新7合目小屋−5:20日の出御来光−6:33八合目小屋(3250m)−7:50九号五勺の小屋3500m−胸突き八丁−8:45浅間大社奥宮前−9:05剣が峯(3776m)9:12−お鉢めぐり−10:18浅間大社奥院前11:00−下山開始−往路を下山−13:10新五合目駐車場


 今回は3度目の富士山であった。5年前の8月下旬、毎日旅行社のツアーに参加、吉田口ルートで、八合目で仮眠、翌日夜明け前に登頂したが、あいにくの霧と雨で、ご来光はおろか、剣が峯を踏むことができなかった。以後すごいハイペースで百名山をこなしていき、ついに今年は90座を越えてしまった。新潟市出身の小生にとって、裏日本であるがゆえか、以前より富士の美しい姿に憧れていたが、百名山を目指す登山に没頭してから、登山としての富士山への、憧憬の気持ちは薄れていた。この数年テレマークスキーにこだわっているが、優れた機動性を体験し、またこの年になって、技術の習得に勢力を注いでおり、しだいに富士山山スキーへの憧れが、私の中に拡がっていた。登山は単独で徐々に学習したが、石橋を叩いて渡る方で、初めての経験が多く慎重にならざるを得ない。今回は、5月の山スキーの反省点を検証すべく、それに何はともあれ剣が峯を踏みたくて、急遽届けも出さずに決行した。先週、5月の富士山山スキーの報告書を検討していると、次第に富士山へのこだわりが芽生えてきたのである。

 5合目で仮眠を十分取ったほうが、高山病対策には良いと考え、朝6時ころまでは仮眠をとるつもりでいたが、現地ではご来光を期待して夜中から登るパターンが多く、私も眠れないまま3時半過ぎに出発した。8月一杯で閉鎖する山小屋が多いと聞いていたので(実際には3分の1ほどは営業していた。)、水を2.5リットル、行動食も3食程度、シュラフマットなど、やや重装備となった。結果的には早く登ったため、天気もよく目的を十分達することが出来たが、登り慣れている人に言わせると、山小屋が開いている時期で天気が良ければ、デイパック程度で十分、水も1.5リットルで十分であるとのことであった。結果として、1リットルの水を残し、体力的にももう少し重量を軽くすべきであった。夏は昼近くになると必ずガスが掛かって来るため、、夜中の出発が良いようである。2時間ほど休憩をとったが、一睡もせずの登行であった。途中、閉鎖した山小屋の軒下での休憩では、穏やかな日差しに、眠っている人も多く、私もウタカタの睡眠を貪った。3500mを越える最後の胸突き八丁では、息切れも激しく、休み休みであったが、高山病的症状は出なかった。しかし、下山では高度が急速に下がるためか、また疲労が究極に達したためか、3000m以下になると軽度の頭痛を感じた。

 剣が峯では風も弱く、巨大な火口を眺めながらのお鉢巡りを堪能できた。当日は測候所の解体作業が行われており、他の地へ復元するとのことで、極めて難しい作業であるとのことでした。頂上に輝く測候所の白いドームは富士のシンボルでもあり、残念である。解体に携わる作業員を乗せた雪上車のようなキャタピラ車が、頂上まで続く車道を剣が峯まで登って来たのには驚かされた。

 秋から冬にかけ、空気の澄んだ日には、私の職場から東京湾越しに富士山を眺めることができる。今になってこだわりを持ちはじめた富士に今後何回、足を運ぶことであろうか。



                         菊池 典雄

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