ちばやま

ちば山の会2001年11月

千葉市中央区弁天町5番地鶴岡方

Tel・Fax 043-255-9821



35周年記念山行 Cコース(蓬峠〜国境稜線〜谷川岳〜天神平)


メンバー:CL北爪・SL船山・山崎・加藤(洋)・東郷・笹岡・仲神・長沼・今西(記)

10/13(土) 中里〜土樽〜蓬峠

 記念すべき35周年山行は真っ暗闇から始まった・・・。数日前の豪雨のためか、土樽駅までの道が大型車通行止め。中里から5km・一時間半の歩きを余儀なくされたのだ。眠い目をこすりながら、真っ暗な舗装路(しかも結構なアップダウン)を歩き、土樽駅でビバーク。しかしあとから考えると、これはこれから始まる山行のプロローグにすぎなかったような気がする。
 翌日は、L組を見送ったのち、7時に土樽駅を出発。登山口までの舗装道路を歩いていると、加藤先生が線虫を見つけて大騒ぎ。よくみると紐のような線虫がそこいらにいるではないか。谷川では線虫は珍しいものではないらしい。さらに小1時間ほど沢沿いを進み、道もだんだん山道になりかけてきたとき、なんときれいな女性がザックも持たずに山のほうから下りてくる! 「幽霊か!」 思わずみんなすれ違いざまに振り向いた。しかし足はちゃんとありました。あの人はいったいなんだっただろう・・・。
 この日の天候はガスと小雨。沢沿いを進む間は、あんまり面白みのない登りが続く。しかし沢を外れた頃から天候も回復。のぞいた晴れ間が紅葉を映し出す。その見事な美しさに皆、歓声をあげる。やっぱり紅葉には太陽が似合います。
 蓬峠に到着は12時。風も強かったせいもあり、酒飲んで早々に昼寝。夜は東郷さんによるカレーに舌鼓を打ちつつ7時には就寝してしまいました。だって、寝るしか何もなかったんだから。

10/13(土) 蓬峠〜武能岳〜茂倉岳〜一の倉岳〜谷川岳〜天神平

 朝は3時半に起床。しかし、何をもたもたしていたのか出発は6時ちょっと前になってしまっていた。風も強い。ガスっている。しかも加藤先生のトップはあまりにも快調すぎて皆ついていけない。そこで、なかば強引に加藤先生からトップを奪い取って自分がペースを作ることにした。ゆっくりゆっくり武能岳を登り、茂倉の登りに取り付き始めると、周りの雲がだんだんと晴れて土合や土樽の駅がはっきりと見えてくるようになった。谷間を見下ろすと紅葉、遠くには山々の頂。晴れた稜線ほど気持ちのいいものはありません。
 しかしペースを遅くしたことによって(加藤先生以外の女性陣には好評だったのですが)、だんだんとコースタイムが押してきて、11時に谷川岳までたどり着けるか怪しくなってきた。一の倉岳で9時40分。肩の小屋までぎりぎりか? ちょっとペースをあげたら多少女性陣がひーひー音を上げましたが、何とかタイムぎりぎりで肩の小屋へ到着と相成りました。疲れた身におしるこは、ほっとしました。アレ思いついた人、お見事です。


 さて、最後に個人的感想。ちば山に入ってはじめての縦走山行であり、しかもはじめての谷川だったのですが、大変貴重な体験をさせていただいたと思っています。集団山行の面白さを十分に体験させていただきました。(もちろんバスの馬鹿騒ぎも含めてです)。このちばやまの個性的集団に埋もれないよう、自分ももっと個性(毒)を出していこうと思っておりますのでよろしくお願いします。

                         文:今西

Cコースの写真集はこちら

BACK