ちばやま

ちば山の会2001年11月

千葉市中央区弁天町5番地鶴岡方

Tel・Fax 043-255-9821



白毛門沢コース


 14ケ月ぶりの千葉山山行だったので、いつも以上に心を浮き立たせて集合場所にむかう。
千葉市役所にはすでに沢山の会員が集まっていた。しかしその半数ほどは知らない人・・・あらためて自分のブランクの長さを感じ、役員の皆さんほか会員の皆さんに申し訳ないと思う。でもそんな殊勝な気持ちもバスの中で、今泉さんを酒の肴にして飲むうちにブッとんでしまう。・・・眠れなかったひと ゴメンナサイ・・・

 翌日は絶好の沢日和とはいかないまでも、思ったほど寒くもなく、またメンバーも気心の知れた人たちなので楽な気持ちで沢に入る。

 白毛門沢は谷川周辺の沢の中では人気も上々、初心者向けの好コースとして知られている。入渓すると自分の嫌いな河原歩きもほとんどなく、すぐに小滝が連続するようになる。岩も花崗岩でグリップがよく、水にぬれないで遡行しようと思えばそれも可能なのでこの時期ありがたい。やがて沢は東黒沢をわけるがその後も小滝とナメの連続で飽きることがない。各自それぞれ沢を楽しみながら核心部へと入って行く。紅葉の中を右に左に向きを変えながら落ちる滝は最高に美しかった。F1-10メートルの滝は直登が難しそうだったので右岸の巻きに入るが、ここでちょっとしたミス。大きく巻きすぎて滝をいくつか登り損ねてしまう。みごとな大岩の下のナメに出るがちょっと残念。大岩を過ぎると水流は二手にわかれるがここは右側の流れに入ったほうがよさそうだ。沢も核心部を過ぎ、ここで大休止。柴田さんはお昼ね、今泉さんはハーモニカをふき、渡辺3と自分はその美しい?音に悩まされた。やがて沢は急激に高度をあげはじめ、それとともに水量もとぼしくなる。ふきあげてくる上昇気流にのって赤や黄色の木々の葉が、紅葉の山々をバックに乱舞して今までに見たこともない美しさ。この景色を見れただけでも今回の山行に参加したかいがあった。(ただでさえきれいな心がますます洗われてしまった。)

 沢はやがて源頭部のスラブ帯に突入する、急な傾斜を一歩一歩確実に高度を上げていく。そしていきなり頂上に出た。最高だ!!!頂上は寒く、曇天で展望もあまりきかないので早々に下山に入る。今晩のために体力を温存しゆっくりと・・・・・。

 最後になりましたが、今回の準備にあたってくれた皆さんほんとうにお疲れ様でした。最高の35周年でした。またこれからできるだけ会に顔を出すようにしたいと思います。☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★



                         報告者:橘

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