ちばやま

ちば山の会2002年8月

千葉市中央区弁天町5番地鶴岡方

Tel%Fax 043-255-9821



田代山山行報告書

2002年6月9日(日)日帰り
メンバー 菊池、白井夫妻,渡辺(俊),東郷,広木(愛),広木(ご主人),柴田,加藤(洋),室

9日(日)朝3時、千葉市役所集合。当初4時の予定だったが田代山の山開きと重なり混雑が予想されるので、1時間繰り上げての出発となった。渡辺(俊)さんは白井夫妻がお迎えに行き、千葉組と田代山登山口にて合流の予定。なにしろ朝が早いので早めに休み、2時に起きようと目覚ましをかけておいたら、1時ころ白井さんからのメールで起こされる。(なんでも送信したのは11時ころだったとか)くそーっと思ったが、「それでは、後ほど!」とあっかるいメールにまー許すこととした。

東北道は渋滞もなくスムーズに現地到着。おのおの朝食をとる。約束の時間になるも白井一行の姿がない。確か向こうのほうが早く着いているはずなのに・・。広木さんいわく、「若いからねぼうしちゃったのよー」。菊池先生が探してくださることになり、7時30分頃ゆっくりと先発隊が出発。山開きの神事が8時から開催されるとの事で、登山口には神主さんらしき人や村の人たちが準備に忙しそうだった。神事に参加すると先着順に記念品がもらえるとのことだったが、時間がないので見送った。

登山道は傾斜もそれほどでなく、高山植物がたくさん咲いていた。加藤洋子さんが、「オオカメノキ」、やその他(忘れてしまった)たくさん花の名前をご存知で一行に花のガイドをしてくれた。高度が上がってくると、周りの山々が見えてきて天気も良かったので大変よい眺め。一行はいたく満足。1時間ほど登ると「小田代」というところへ出る。眺望もとても良い。日光連山がよく見えた。先ほど寝坊していた白井一行がここで合流、さすがに早いと感心。菊池先生が車で寝ている3人を発見したそうな。白井永愛さんによると、7時頃に目がさめていたのだが、まわりが明るくなって騒がしくなり、今さら起きていくのも恥ずかしい・・と思っていたら先生が起こしに見えたとか。小田代から山頂へは30分ほどで到着。広い湿原になっておりさえぎるものもなく、風が吹きっさらしで非常に寒い。途中、ミズバショウが咲いていた。

山頂は広くてどこが最高地点かよくわからなかった。会津駒ケ岳が目の前に残雪をかぶって見えていた。まだまだ雪が多そうであった。たしか吉井さん一行が会津駒にきているはず・・と誰かが言っていた。山頂では寒さのためあまりゆっくりしておれず、避難小屋のところまで進んで休憩をすることにする。避難小屋までは10分ほどで到着。ここで休憩をして、さらに奥の帝釈山を目指す。残雪が現れ、滑らないように気をつけて歩く。途中、一輪だけシラネアオイが咲いているのを発見。なかなかお目にかかれないそうだ。皆花を取り囲みゆっくり観察。気品のある美しい姿で、名前とイメージがぴったり。人知れずひっそり咲いてるこんなきれいな花、日光付近で多かったそうだが鹿による食害で激減しているとの、加藤さんの解説。大切に守っていきたいものだ。

帝釈山に近づくにつれ岩が多くなり、避難小屋から1時間少しかかって山頂に到着!狭い山頂に山開きのためたくさんの人がいて、頂上からすこしはずれたところで昼食となる。到着時間は11時頃。頂上からは360°の眺望が得られ、尾瀬の至仏山、燧ヶ岳、会津駒、日光連山、皆で山名を特定して、楽しんだ。白井(永)さんがパイナップルを担ぎ上げてみんなに振舞ってくれた。よくうれておいしかった。周りの山に残雪が多いせいか、風が本当に冷たい。

ゆっくり昼食を取ったあと、下山開始。先ほど休憩した避難小屋に約1時間で到着。菊池先生がコーヒーを沸かしてくださった。かなりゆっくりして、ふたたび登ってきた道を降り始める。

3時ごろ無事、登山口へ到着し温泉へ汗を流しにいくこととする。車で走り出したら、男性の登山者が二人車道を歩いていたので声をかけたら、木賊へいくという。我々の走ってた道は湯の花へ向かう道で、木賊までは徒歩だと何時間かかることやら。ちょっと窮屈であったが、広木さんのワゴン車に同乗させてあげた。聞くと、その二人は他のメンバーと待ち合わせをしていたのであるが、下山口がよくわからず間違って猿倉登山口へでてしまったようだ。ここはバスもタクシーも走っていないし、携帯電話も通じないので、我々一行に拾ってもらえなかったら、大変な事になっていたと思う。他人事と思わず、自分への教訓としよう。

たまたま、我々も木賊温泉へ汗を流しに行くところだったので、その二人を目的地で下ろしてあげることができた。

村営の素朴なお風呂で汗を流して、蕎麦を食べに行く。ところが、お目当ての店は閉店していて、仕方なくおみやげセンターのようなところにあった蕎麦屋にてビールで乾杯、運転手さんは我慢して帰り千葉までずっと運転してくださった。広木さんご主人、お疲れのところ本当にすみません。ところでその日はW杯ロシア対日本戦、広木さんの車に積んであるテレビで観戦。菊池先生あんなに見たがっておられたのに、お疲れで寝たり起きたりのようでした。無事、千葉に到着したのが夜10時ごろ、皆さん本当にお疲れ様でした。

8時過ぎ養魚場脇から入渓。第一歩から水は冷たく沢深く、水量多くてその上速い。水に慣れるまもなく次から次へと深い渓谷と滝が現れ、ダムの水門を開けた時のようにドーっと容赦なく大量の水が落ちてくる。水は狭い谷を駆け抜け怒涛のように私たちの前に立ちはだかる。

何しろ初級なのだから、そういうゴルジュ帯は何箇所もないはずだと思い、ひとつ通過してほっとすると、また同じような厳しい表情をしたゴルジュ帯に出くわす。これが初級ですかと思うほど、これでもかこれでもかと私たちの力を試されるような難しい遡行を余儀なくされた。途中わさび田付近の少し余裕のある所で休憩した他は全行程気の抜けない厳しい所ばかりで、約一名滝壷にはまった。私の以前の乏しい沢の経験では、そういう所は迷わす高巻きをしてきたはずだが、リーダー曰く、「奥多摩の沢、高巻いてるばかりじゃ面白くないでしょ。」 なるほど、高巻いていたのでは沢に全然入らず終点まで行ってしまう。

12時前、終了地点の半円の滝に到着し、皆で本日の健闘をたたえあった。行きは苦労しながら約4時間もかかったのに、帰りはたったの20分で駐車場まで来てしまった。大変だったけれど終わって見れば充実した良い沢登りだった。これもみな柘植リーダー、同行者の永田氏、美砂ちゃんのお陰です。日帰りで行けるところにこんなに楽しい沢があるなんて…。ベテランの皆さん,楽しい沢ですよ。初心者の皆さん、水量の少ない時に行ってくださいね。

                         室(記)

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