ちばやま

ちば山の会2002年9月

千葉市中央区弁天町5番地鶴岡方

Tel%Fax 043-255-9821



北アルプス薬師岳山行報告(中島)

参加者:北爪(CL),柴田(SL),中島
日程:8/9 22:30新宿発室堂行き夜行バス
8/10 7:40 室堂→14:00五色が原(テント泊)
8/11 6時 五色ヶ原→12:30スゴ乗越小屋(テント)
8/12 5:00スゴ乗越小屋 →薬師岳→太郎平(11:00)→折立(14:00)→バス(15:20)→富山(17:05)⇒北陸本線(18:16はくたか)⇒越後湯沢(20:35あさひ)⇒東京


夏休みに北アルプスにいきたい!だけど剣や槍はちょっとこわい.と思っていた私は柴田さんの計画にとびついたのだった.柴田さんに借りた65Lリュックは初めて経験する重さである.無知な私は3日分のシャツ,下着やズボンの替えまで入れてリュックをいっぱいにしてしまった.3日間担いでいけるのかと不安.もちろん北爪さん,柴田さんの方が重い荷物なのだが.柴田さんに「食べれば軽くなるからね」と励まされる.早く食べて楽になろう.バスは7時ころに室堂に到着.快晴である.何台も大型バスが到着し続々と登山者が集まってくる.シーズン最盛期であるという興奮と喜びがまわりから伝わってきてなんだか嬉しくなる.広場で湧水を水筒に入れ浄土山に登り始めた.

寝不足であるが景色がよくさわやかだ.まもなく着いた室堂山展望台からは立山カルデラや五色が原がきれいに見える.日差しは強い.浄土山には雷鳥のこどもがいた.まだひよこのように小さくで鳴き方も「ぴよぴよ」.よたよた歩いていると鳴き声を聞いた親鳥がみつけてそばによってきた.初めて雷鳥の親子を見て感動的であった.

浄土山からは竜王岳,鬼岳の山頂をまいていく.このあたりはピークが多いが一つ一つがそれなりに立派な山に見える.途中に雪渓もあった.獅子岳からは五色山荘が見下ろせる.この日は日程的には楽勝のはずだったが,なれない重い荷物と寝不足も加わり,最後のザラ峠から五色ヶ原への上りでばててしまい,五色山荘到着時はへろへろとなってしまった.(もちろん私だけです).山荘からゆるく20分ほど下るとキャンプ場であるが,景色のよい高原であった.草花がきれいに咲いておりこちらも最盛期だ.このキャンプ場はトイレ,水豊富で居心地がよい.

2日目は6時過ぎに出発だ.体が慣れてきて昨日より調子がよい.鳶山頂上に順調に到着するがあいにく曇って景色が見えない.そのかわり気温が高くなく歩くのが楽.いったん降り越中沢岳に登る.曇ってはいるが日本海までみえる.下界は晴れているようだ.越中沢岳からの下りは一部ロープなどもあったが,かえって邪魔なくらいで危険は感じなかった.その後またスゴの頭に登りスゴ乗越に降りていく.振り返ると先ほど下ってきた越中沢岳の南斜面が結構急にみえ,よくおりてきたもんだと感心してしまう.時間がはやいのでスゴ乗越でのんびり休憩した.薬師から逆方面にいく老夫婦が通過したがこれから五色ヶ原へいくとのこと.夕方になってしまうだろう.スゴ乗越小屋から薬師山荘までエスケープできないので行動時間の差が日によって大きくなってしまう.この日も行動時間が短く物足りないくらいだ.ここから少し登ってテント場につく.結構狭くて12時半なのにいっぱいだ.昼なのにもう夕食のカレーの支度をしてしまった.とはいってももっぱら柴田さんが作って北爪さんがお手伝いというパターン.私,食べる人.であった.柴田さんご馳走様でした.北爪さんは早く着いたのでビール3Lも飲んでしまった.時々雨が降り晴れたり降ったりめまぐるしかったが,合間にきれいに虹を見ることができ幸せだった.

3日目は5時ころ出発.やはりくもりがちである.間山まではそれでも下界が見下ろせた.間山からみる山頂は雲がかかっていたが,一部しか見えなくても薬師岳は巨大である.登っていくと大きい岩がごろごろしており,バランスをとるのに集中力を要した.しばらく登って,南側が崖で歩行路が狭く結構やばそうだなあと思いながら歩いていたら北薬師の頂上に到着.ここは実は北側の斜面をまくべきところまちがって狭い尾根を歩いてしまったらしい.過ぎてしまえば怖くはないんだけど...北薬師から薬師はやせた尾根を歩く.幸い下のほうはガスで見えないため高度感が乏しく恐怖心が少ないが,先ほどのこともあり緊張を要する.そのうちにようやく祠が見え頂上であった(9時ころ).視界はないが3人で健闘をたたえあった.下りは楽な緩斜面.薬師山荘で時間に余裕あるので休憩しコーヒーをいただく.さらに沢を下っていくとみるみる気温が上がり暑くなって来た.薬師峠で北爪さんとはお別れとなる.まだ11時前だがここでキャンプを張り昼寝とビールですごすらしい.(その後土砂降りとなり北爪さんも翌日下山しました)

ここからは太郎平小屋を経て折立に降りていった.いままで歩いたコースと違い大勢の人が上ってくる.晴れ間がのぞき景色も広々としていている.長い下りで足が疲れたが2時ころ折立に到着.15:20のバスは登山者ばかりで飛ばしてくれたので有峰口では一本前の電車に乗ることができた.富山駅のそばの銭湯(観音湯)で汚れを落とし帰路へついた.

今回は天気もまあまあで距離はやや長いが整備され歩きやすいルートであった.なによりも個人的にははじめての北アルプスの縦走であり,すばらしいお二人を仲間に歩くことができ思い出に残る山行となりました.


                         中島(記)

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