ちばやま

ちば山の会2004年08月

千葉市中央区弁天町5番地鶴岡方

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花の北岳

                        2004年7月2日夜〜4日
                        竹下(L)、鶴田、東郷、大木、澤田(記)

 18年前、夫の転勤に伴い甲府に3年間暮らしたことがあります。ぐるっと回りを取り囲む山々に感動し、南アルプスの中でもとりわけいつまでも真っ白い頭を見せている山が、富士山の次に高い北岳ではと思い、近所の人にたずねてみたところ 「知らない、回り全部山だもの。」と言われてしまったことがありました。いつまでも白い高い山北岳は、花の山でもあることがわかり、いつの日か登ってみたいあこがれの山となりました。今回は、まだ会ったことのないキタダケソウも、大きな目的で楽しみでもありました。

 7月3日の朝、広河原の駐車場で、バットレスに向かう田中さんたちを見送ってからいよいよ出発です。ここからは、3時間の急登が続き、汗びっしょりで脇の沢にでも入りたいくらいですが、一歩一歩進み、トラバースしてほっとすると白根御池小屋で、冷たい水がいくらでももらえます。生き返ったようになり草すべりをまた3時間。救いは、お花畑で、グンナイフウロ、シナノキンバイ、ミヤマハナシノブなどなど、とくに黒百合の群落は、見事でした。地味だけど大人の雰囲気を持つ黒百合は、大好きな花です。小太郎尾根へでて、肩の小屋まで30分のはずが、なかなか姿を見せてくれず、「引越したかねー。」なんていっているうち私は、頭が痛くなり気持ちも悪くなってきました。肩の小屋に着いたときには、2日宵のひどい状態のようになっていて、歩くとはきそうでした。

 今日の目的の北岳山荘までは、とてもいけそうになく一人でここに2人用テントを張って、みんなには先に行ってもらおうと思いましたが、竹下リーダーが、全員で泊まるといってくれ、明日の天気予報が悪いので私以外の4人は、頂上に向かいました。私は薬を飲んで、蒸し風呂のようなテントで、眠りました。外に出る元気もなくて軽い高山病だったのでしょう。目が覚めるとみんなは戻っていてキタダケソウは、もうほぼ終わっているみたい、小屋の前にあるよと教えてくれました。まだ頭が痛くて、キタダケソウどころでなくコーヒーがほしいというと竹下さんがいれてくれました。あまりのわがままの病人ぶりにみんなは苦笑い。そういえば、雪の丹沢を竹下さんと二人で歩いているときも、私は、「コーヒーが飲みたいなー」と大きい声で言っていたらしく、知らない男性が、くれたことがあります。(はずかしいですね)今回は、食料は、個人だし、小屋泊りが2名、ツエルトが、2名、テント1名で休みました。とても気楽にテントの脇で、それぞれ持ち寄ったものを5人でわけっこしながら夕食にしました。こういうのも楽しいです。私はまだ少し頭が痛いのでお酒は、やめておきました。鶴田さんと竹下さんは、ツエルトをととのえるのを、楽しそうにしていました。

 朝4時に目がさめるといいお天気で、私も元気になっていました。ツエルト組は、夜とても寒かったそうです。フライがないので、びしょびしょにもなったそうですが、なんだかとてもうれしそう。それぞれの朝食の後頂上を目指し5時に出発。昨日は見えなかった富士山、甲斐駒、仙丈、鳳凰三山がくっきり見え雲海の美しいこと。昨日行く予定だった北岳山荘もよく見えます。(皆さん、ごめんなさい)名残惜しく頂上で長い休憩の後下山。岩場を通過し、またお花畑や昨日田中さんたちが、登ったバットレスも目の前に見ながら下ってゆく。八本歯ノコルを過ぎ雪渓の左岸を下る。途中左岸が大きく崩壊しているところがあり右岸に迂回したりしながら10時に広河原へ戻りました。戻ってからキタダケソウを見ていないことを思い出し残念に思っていたら、竹下さんがメールでキタダケソウの花の写真を送ってくれました。葉っぱに特徴のある真っ白い愛らしい花でした。

                         

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