ちばやま

ちば山の会1998年8月

千葉市中央区弁天町5番地鶴岡方

Tel・Fax 043-255-9821

初夏の巻機山(1967m)

             7/4・5 巻機山 大塚 直樹

 天気予報では新潟地方は上、日とも曇りのち雨でした。山そのものの経験の少ない私 にとって、雨の山行は多少不安でした。千葉市役所まで山崎氏の車に乗せてもらい約束 の時間に到着しました。今回の山行メンバーがぼちばち集まり始めていました。買い出 しを終えて、今回の山行の運転をしていただく渡辺氏が29人乗りのマイクロバスにて 到着しました。今回の山行は26人もの大勢です。学生の頃、自然観察研究会というサ ークルに所属していましたが、その時、大型パスを借り切り、栗駒山へ40人くらいで 登った記憶があります。私にとって、これだけの人数で山に行くのは久しぶりです。2 6人分の鍋、食料、テント、タープを積み込み、バスはゆっくり出発しました。実はこ のパスは29人乗りなのですが、座席を6つ荷物で埋めているので座席は23人分しか ありません。必然的に3人が乗れないのです。しかし、なんとか乗り込み、途中の検間 やら、インターの入り口では車内の明かりを消し、身をかがめ、皆、ハラハラ、ドキド キでした。しかし、高速道路に入り余裕が出てくると、「酒回して」とか、「つまみは ないの」と声が飛び交い大宴会が始まりました。すぐにビールがダース単位でなくなっ ていきました。深夜、バスはひたすら走り、巻機山の駐革場に到着しました。ヘットラ ンプをつけ皆で30人分のテントを立てました。その後、私はさっそくシュラフにもぐ り込み眠ってしまいました。

 次の日、すでに支度を始めている何人かの声で目がさめました。天気予報ははずれで 、青空が見えました。駐車場の周りの林ではホオジロがさえずっています。昨日の千葉 の蒸し暑さはうそのようで、実にすがすがしい朝でした。今回参加した26人のうち、 19人が沢コース(米子沢)で登り、7人が尾根コース(井戸尾根)で登ります。朝食 をすませると2つのグループは分かれ我々7名の尾根コースグループが先に出発しまし た。カケスやヒヨドリの声を聞きながら林内をもくもくと歩きました。3合目、4合日 、5合目にあっという間につきました。リーダーのベース配分が良いためか、あまり疲 れません。途中の休憩では、ドラエモンザックを持ってきた方がいて、沢山の食料を分 けていただきました。感謝。さらに、歩き始めると足元にギンリョウソウがありました 。(これは白い可憐な植物だけど光合成をしない腐生植物なのです。)耳を澄ますと遠 くからは、カッヨウ、ホトトギス、コマドリ、ウグイス、メボソムシクイなど沢山の野 鳥の声が聞こえ、山に来たのだとしみじみと感じさせてくれました。6合目の展望台に つくとブナの林が現れました。(ブナは千葉県と沖縄県にはないのです。)7合日で森 林限界に達し、8合目のエセ巻機山からは木道がありました。ここでは展望が開け、緑 の緩斜面と雪渓に歓喜しながら時々吹き抜ける高原の風に全員が幸せを感じていました 。さらに頂上に向かって進むと避難小屋があり、沢に水を汲みにいきました。周りには 、コパケイソウ、イワイチョウ、エッコウキスゲ、ハクサンフウロ、ワタスゲ、キンコ ウカなど沢山の高山植物が咲いていました。ニセ巻機山から頂上までには池塘があリシ ャクナゲが咲いていました。そして10合目が巻機山です。ここから、東側に牛ガ岳、 西側に割引岳が見えました。我々は牛ガ岳を目指しついに到着しました。記念写真を頂 上にいた方に撮ってもらい昼食にしました。天気がいいので暑いけど、風がとても心地 よい。トンポが沢山舞っていました。さあ、後は下山です。リーダーが最後尾につくと 、前になった女性群はパワー全開で走って降りていってしまいました。負けました。下 山して顔を洗ったり、靴の紐をほどいたりしている内に、沢グループもまもなく到着し ました。さあ、夕食と宴会の準備てす。26人分の料理、といっても実質的には50人 分くらいかもしれません。大鍋にバター2本、コーン2缶、ジャガイモ、トマト、イン ゲン1箱ずつ、その他にもバーベキュー、ヤキソバ、ナス焼き、トウモロコシ焼きとす ごい量です。ビールは箱単位でなくなっていき、その他にも日本酒、梅酒、カクテル、 バーボンと酒の消費も激しい。暗くなるにつれ宴会は最大の盛り上がりです。

A氏:ビールとホッピーどっちが好きですか
B氏:難しい質問だね
A氏:両方、同じくらいですか
B氏:う一ん、やっばり命を賭けられるのはホッピーだな

そんな会話を聞いていると、突然の大雨、タープが雨漏りを始めています。「ポールを 短くした方がいいよ」「こっち引っ張って」「そこ、おさえてて」ふと気づくと大雨を いいことに雨が漏るタープの下で若い女性と相合傘をしている会長の姿がありました。 その後、酔った私は寝てしまい、会長がどうなったのか知りません。

    (今日の歩行数30058歩)

 次の日は小雨、しかし今日は日曜日なので駐革場には次々と車が来てカッバを着ては 登り始めるパーティーがありました。我々は今日は帰るだけなので、のんびりとそうめ ん、卵焼き、ヤキソバなどを作り普段の街の生活より遥かに優雅で賛沢な食事をしまし た。食事が終わり、テント、タープをたたみ、ザックを積み込み、さあ出発です。猿ヶ 京温泉に寄り、汗を流すとさっばりしました。この頃には天気も良くなり快晴です。昼 食にとそば屋に立ち寄り、えだまめや刺身でビールで小宴会。そのうち、途中の酒屋で 土産に買った誰かの日本酒(八海山)がふるまわれ、酔った勢いで、さらにもう1本と 2升の日本酒を空け、大宴会となっていくのでした。それにしても漬物、うどんやごは ん(おかわりした人1名)もおいしかった。帰りのバスでは歌やものまね、キスマーク (知らない人、たぶん1名)など笑いが止まらないなか、運転がうまいせいか、あっと いう間に千葉に到着したのでした。

少し時間があったので、海に行くことになり、幕張の海に行きました。(泳ぐ人1名) そして、まもなくバスは解散場所の千葉市役所に到着しました。

今回の山行は本当に楽しい充実したものでした。今回の企画をしてくれた方、準備をし てくれた方、運転をしてくれた方、いろいろとアドバイスをしてくれた方、自宅から送 ってくれた方、その他沢山の方にお世話になりました。どうもありがとうございました。

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