ちばやま

ちば山の会1998年8月

千葉市中央区弁天町5番地鶴岡方

Tel・Fax 043-255-9821

<<米子沢  晴れ時々曇り>>    −7/4・5 米子沢 船橋山の会 高橋 かなえ−

3日 夜9時半頃、市役所前を出発する。総勢26名、すし詰め状態でワイワイ米子 沢にむかう。2時頃到着し、仮眠をとるが、明け方までワイワイしていた人もいたよ うだ。 4日 降水確率50%という予報をけちらし、晴天のなかの入渓である。 1時間程岩 場を歩いて、沢靴にはきかえた。岩がヌメヌメして歩きにくい。先週行った葛葉川とは 違うなあと思っていたら、さっそく滑ってスネをぶつけた。スネは痛かったが、こんな 1人ミスをしなければ、安心感は抜群のパーティーである。先頭を行く幹さんが手本に なり、後ろをかためる小倉さんはしっかリサポートしてくれる。同じ3人でも先週より 楽な気持ちである。となると、つい小倉さんに我が侭を言い、私には危ないと思われる 道を行きたがり、わざわざロープをだしてもらったりして…。本当にお世話になりまし た。でも、かんさんが先に登って「かなえちゃんは登るの無理かも」なんて言ってる間 に登れ冬眠中は、必要と思いながらもクライミングの練習に熱が入らなかったが、もう わたしは生まれ変わりました。ホントに。 米子沢の天然滑り台では、鼻に水が入る懐かしい感触(ツーン)を思い出し、ニツコ ウキスゲの表現しようもないあの色に惚れ惚れし、滝でわくわくし、泳ぐことにどきど きし、とてももりだくさんであった。 大ナメで振り返ってみた山々は雄大であった。来れてよかつたとしみじみ思う。本当 にぎりざりまで沢を登った。憎しみつつ沢靴とさようならし、巻機山をダッシュで目指 す。巻機山の山頂はあいにく雨だった。さっき見えた晴れ間は何だったのだろう 。一 緒に頂上についたトーフ頭の人が雨に愛されているんだろうか。下山は猛スピードでお こなわれ(わたしはリタイヤ)すごいテンションで夕飯とあいなったが、大雨に降られ 、9時過ぎには8人になり、10時を過ぎる頃には4人になってしまった。みなさん寝 るの早すぎである。残った4人も熱い議論の交わしあいもそこそこに、12時には就寝 となった。 5日 昨夜降り続いた雨も、撤収する頃には陽が射し始め、この日は3日間で最高の 天気となる。日々行いの良い証拠である。 温泉と刺身とご飯とうどんを満喫する。八海山もおいしかった。うどんとご飯は食べ がいがあり、ペロリとたいらげたTさんに対抗意識を燃やし、挑み続けるが、ギブアッ プとなった。最後まで残ったちぎれうどんは、幹さんに食べてもらう。いや、さすがで ある。もっと早く与えれば良かった。 帰りのバスののりは噂のバスハイクをれんそうさせるものであった。う一んすごい。 ちば山にはレクリエーションの神がいる。神々しいなあ。しかし、船橋にはないの りである。幹さんは「阪神、阪神」言っていた。恥じらいの残る年頃にはきついな と思う。が、次回はひとかわむけて神に近づきたいと思う。 最初から最後まで、まことにエネルギーに満ち満ちた山行であった。時間が余ったの でおまけで寄った海で怪我をする人がいるくらいである。血があり余っているのだろう 。すごいパワーである。 愛子さんの「ちば山の人はみんな変態よ」という言葉を心に留めつつ、楽しい沢山行 は終わりをつげたのであつた。 おまけ:米子沢に参加できて、本当に良かったです。村田幹も、色々勉強になったと言 っていました。富樫さん、小倉さん、みなさまありがとうございました。また 何かおもしろいことがあったら、声をかけてください。飛んで行きます。 完
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