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2008年5月1-5日 未丈ヶ岳残雪縦走の写真




【山域】会越国境
【場所】未丈ヶ岳〜毛猛山〜足沢山
【登山方法】縦走
【日時】2008年5月1-5日
【メンバー】CL柘植、小俣、吉川(記)
【天気】全日晴で暑し


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0501-1.出発の丸山スキー場にて

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0501-2.未丈ヶ岳を眺めながら広大な尾根を行く

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0502-1.二日目の朝のテント場

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0502-2.未丈ヶ岳山頂

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0502-3.大鳥池方面へ快適な尾根を下る

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0502-4.目指す毛猛山ははるか遠く

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0502-5.地獄のヤブこぎの赤芝山目指して

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0503-1.今日こそ毛猛を越えるぞと三日目朝のテント場跡

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0503-2.越後三山をバックに

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0503-3.毛猛は近づくが素直には進ませてくれない

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0503-4.山頂直下で幕営(夕暮れの桧岳をのぞむ)

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0504-1.ようやくたどりついた毛猛山頂から来し方を振り返る

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0504-2.毛猛山頂から左桧岳と右百字ヶ岳

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0504-3.毛猛山頂より遠く浅草岳

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0504-4.毛猛山頂より会津方面は陸の松島のよう

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0504-5.桧岳の鋭鋒

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0504-6.太郎助山頂その1

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0504-7.太郎助山頂その2

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0504-8.まるで谷川の耳二つのような桧岳

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0504-9.足沢山を目指して

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0504-10.足沢山頂付近のテント場

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0505-1.山旅の最後は恐怖の吊橋

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【行動記録】
2日 夜間の8時半に市原(田中宅)を車で出発し、途中で澤田さんと三代川さんのお宅でそれぞれに乗込み沢渡をめざして出発しましたが、高速の東京から大月間が大渋滞となり大月を越えるのに早朝の3時となってしまい一時はこの先の混雑を思うと中止も在りうると相談したが、何とか長野県側はスンナリと通れ、朝の5時に沢渡に入ることができた。

【内容】5/1小出駅より無料バスにて、丸山スキー場へ殆どが、スキー、ボード客だった。リフトを二つ乗り継いて、濡れザラメの歩きづらい斜面から入山する。無風、晴で景色は抜群だが、とても暑かった。未丈ヶ岳手前のピークには、先客が、テント場を確保し、くつろいでいた。我々も、ここにテントを張った。

5/2未丈ヶ岳の山頂は雪が消え笹と土が出ていた。越後駒、荒沢岳、会津朝日岳等の朝日に輝く山々を眺めて先を急ぐ。ここからは、板が欲しくなるような、最高のゲレンデ!雪原が広がりつぼ足でも気持ち良く、あっという間に大鳥池分岐まで下る。前方の赤柴山への尾根は、雪がなく、大変な藪こぎとなった。これが、本物の藪こぎなのか!必死で、枝を掻き分け、前方の枝が揺れている方向を見失わないようついて行く。時々、顔にビシッ!と、枝にカツを入れられ、半べそをかきながら頑張りピークを越す。地図上ではなだらかなアップダウンだが、稜線は、殆ど藪で、雪を拾うためのアップダウンも大変なアルバイトだった。目的の半分くらいしか進めなかった。大鳥岳のピークを越した辺りにテントを張った。取り合えず、今日は、歩かなくて良い事が嬉しい。夜、眼下の町の明かりに温もりを感じた。

二泊目の夜も明け、これから向かう毛猛山への大きくカーブをきる稜線は、雪壁が大きく割れ、不気味な様相に見えた。昨日に続き、藪を避け、雪を拾い歩くアップダウンが始まる。今まで、南東斜面を歩いてきたが、一ノ沢山のピークから進行方向が北に向かうようになると、西斜面の稜線沿いに、雪をつなぎながら、比較的楽に歩けた。快晴で気温は高く、南面の雪が落ちる音を耳にするようになる昼過ぎ、毛猛山目前で、前進を断念し、テント設営する。干し物をしたり、少々暑いテントで昼寝したり、木陰に避難したり、思い思いにくつろいだ。西肩を谷に落とし、北東に尾根を伸ばす桧岳が夕陽に聳え、また、夕闇に浮かび、その素晴らしい景色に、疲れを癒された。

5/4明るくなるのを待って出発する。南面の雪壁の上を少し歩き、毛猛山直下の藪に突入!猛烈な藪!両腕で、枝にぶら下がり、全身の力を振り絞っての登りも、頭上が明るくなり、藪の変化に気付くと間もなく、山頂に飛び出た!達成感に暫し酔い痴れる。毛猛山の下りで、未丈ヶ岳以来やっと一組のパーティーに出合い嬉しくなった。先の見通しも明るくなり、藪も今までのより楽になって、景色を楽しむ余裕も出てきた。中岳、百字ヶ岳は、岩稜藪だが、歩き易かった。足沢山間に、三パーティー十数人が、毛猛山、桧岳を目指すのに出会ったが、未丈ヶ岳に向かうパーティーは居なかった。足沢山での最後の晩餐は、浅草岳、守門岳を望む場所にテントを張り、今回の山行談議で盛りあがる。

5/5予備日を使っての最終日、ザックも心も軽やかに出発するが、うっかりすると、目的の稜線から外れそうになったり、今にも崩れそうなスノーブリッジの通過や、東電の補修用吊り橋(横板を張ってない)等、最後まで、ハラハラ、ドキドキ楽しませてもらった。国道を大白川駅まで歩き、夕方只見線で小出駅まで行く予定だったが、再三出会っていた、二人組のパーティーに車に乗せていただき、湯之谷道の駅に到着した。ありがたかった!

 今年の雪は、締まりながらの積雪ではないので、稜線に変なつき方をしている。と、地元の人が話していた。幸い天気に恵まれたが、想像外の藪こぎの厳しさを身をもって体験した。

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2008年 千葉県勤労者山岳連盟 ちば山の会 
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