2009年1月17-18日上高地スノーハイクの写真集



【山域】上高地
【日時天候】2009年1月17〜18日
 1日目:曇りのち晴れ(最高−3℃)
 2日目:快晴のち薄曇り(最低−12℃くらい)
【メンバー】CL室(ワカン)、SL三代川(ワカン)、小倉(スノーシュー)、住田(スノーシュー)、神山(スノーシュー)、鶴田(細板テレマーク)、菊池(細板テレマーク:記)
【行程】1日目:千葉4時半頃−沢渡駐車場−ータクシー(1台2800円) −釜トンネル入口−出口−車道を大正池バス停−大正池−遊歩道−河童橋−小梨平キャンプ場 (歩程約3時間−明神方面散策1時間半):テント(カマ天)泊
2日目:小梨平−河童橋デジカメ撮影−明神池−(行程約3時間)小梨平(テント撤収)− 車道−釜トンネル出口(歩程約2時間半)−タクシー−沢渡−竜島温泉(食事)−帰葉

01_thumb.png
01 ストレッチに余念のない室リーダー


02_thumb.png
02 さあ釜トンネルから出発


03_thumb.png
03 釜トンネルを抜け、焼岳が見えてきた


04_thumb.png
04 白樺の除雪された静かな車道


05_thumb.png
05 スノーギアを装着、間もなく大正池がとびこんできた


06_thumb.png
06 大正池の冬景色


07_thumb.png
07 絶景の大正池


08_thumb.png
08 遊歩道を進むとこの開放感についポーズ


09_thumb.png
09 梓川脇で両手に花


10_thumb.png
10 明神岳をバックに記念撮影


11_thumb.png
11 梓川の河原はまだら模様


12_thumb.png
12 小梨平でカマ天設営


13_thumb.png
13 冬明神の岩峰


14_thumb.png
14 ハイライト:河童橋からの絶景


15_thumb.png
15 この記念撮影は一生の思い出


16_thumb.png
16 癒しのセピア基調


17_thumb.png
17 明神池の静かな佇まい


18_thumb.png
18 後ろ髪が引かれる絶景も見納め




【内容】 この時期の上高地はスノーシュー散策を楽しむ数パーティのみであり、静寂の絶景独り占めの世界であった。

釜トンネルは約1300m、今年から照明されてなく(一部は照明あり)ヘッデン使用で抜けるのにトボトボ20分を要した。入口付近のみ凍っており1名転倒。かなりの勾配のため下りが、2日間で最もハードで筋肉疲労の大腿にはもっとも堪えた。
釜トンネル出口から間もなくの右急斜面は状況により雪崩の危険がある。焼岳への山スキールート(下堀沢)を観察(河原へ降りる地点は出口のみを確認)、焼岳の雄姿を眺めながら除雪終了地点から、それぞれの雪道ギアを装着した。ギア初体験の感触を楽しみながら進むと間もなく、大正池から煙る岳沢のメルヘン世界が飛び込んできた。大正池バス停からは歩道を行くより、大正池に沿った遊歩道をチョイスしなければ損です。ルンルン気分で静寂の大正池、針葉樹の深緑と真白き雪原、晴れ間にそそり立つ霞沢岳、雪河原の梓川の向こうに漸く姿を現した明神・岳沢など小梨平キャンプ場まで重荷を忘れて楽しんだ。

テント場は当初、明神と考えていたが、室CLの一声で小梨平に変更。軟弱どころかこれが冬の上高地を楽しむ最良の地であった。広いキャンプ場にログハウス風の素晴らしいトイレはいくつもあるが、冬期使用可能なのは、河童橋に最も近い1ヶ所のみであった。(明神も使用不可) トイレから15mくらいの自炊場に隣接、小橋の近くのベストポジションに設営。
明神方面へ散策1時間半を終え4時半頃から楽しい宴が始まった。散策により発汗した身体には、ビールの乾杯は堪えられなかった。小倉家の自家製野菜、焼き鳥、乾き物のつまみなどなど。ビールにワインに酒に疲れた身体に一気に酔いが回った。切のいいところでトマトカレーにトン汁とご飯、これまた美味しい!! 異常な早寝早起きの習性がこびりついた小生は早々とぬくぬくのシュラフに包まってしまった。酒と楽しい会話で大盛り上がりの宴会も9時頃に終了。しぶしぶ起きてトイレに向かい夜空を見上げると、プラネタリウムの満天の星に圧倒された。

さあハイライトがやってきた。快晴無風気温−12℃。朝日と霧氷の期待感溢れる朝を迎えた。手足の先がビンビン痛い。仕度をいち早く終えた小倉さんは河童橋に飛んでいった。我々も遅れじと急いだ。そこには、いままで経験したことのない素晴らしい冬の絶景が飛び込んできた。誰もいない我々だけの景色と時間。老若男女、われを忘れてワクワクして無邪気に喜んだ。
明神池までのスノーハイクは空身で楽しい。明神岳の絶壁、大滝山から蝶が岳の遠望、そして静寂の明神池を堪能。小生はフカフカの深雪急斜面30mで細板テレ3ターンも楽しめ、満足度は120%から150%に舞い上がった。
余韻を楽しむように、穂高連峰を振り返り振り返り、車道を河童橋から釜トンネルまで歩いた。  竜島温泉で疲れた身体を癒し、帰葉した。



ちばやま写真集に戻る