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ちばやまの会 山スキーの部屋
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火打山山スキーの記録1  4月13日〜14日

行動記録1(4月13日) 天気:晴れのち雪

時間 位置 高度
7:40 リフト下道路出発  
8:20〜8:40 リフト上休憩 1521m
9:50〜10:05 リフト最上部休憩 1850m
10:50〜11:00 2120m地点休憩 2120m
12:00〜12:10 稜線に到達。休憩  
12:45〜13:15 三田原山山頂。シールを着け、滑降開始。 2347m
13:30 黒沢池。シール装着。 2010m
14:00 黒沢岳と茶臼山との鞍部  
14:20 高谷池ヒュッテ着 2105m

笹ヶ峰まで、車で入れるかどうか事前に確認して行かなかったのだが、やはり、入れなかった。どのみち、車で行ける所まで行って、この目で確認して引き返してくるのが常なのだが、この時は除雪車が道幅一杯に駐車してある所から、何百mもバックしなくてはならず、運転者に申し訳ないことをした。

結局、道路と妙高スキー場のゲレンデが接している所で、一番高い所に車を停めて仮眠、6時起床。夜は気づかなかったが、駐車した場所はリフト乗り場の真下で、ゲレンデから三田原山まで見通せる、なかなかのポジションであった。

我々が出発準備をしていると、そこへ1台の軽トラックが現れる。新井から来た小川さんという背の高い青年で、単独で我々と同じルートで火打山を目指すという。職場から妙高・火打が見えるとロケーションに住んでいて、年に1回の山スキーがこの火打山だという。この後も、所々で、落ち合い、行動を供にした。
ゲレンデは広くて切り返し易そうだし、どこでも休めるから楽だろうと思っていたが、営業を終了したゲレンデはあちこちデコボコしており、気温が高かったためか、足元の雪が崩れていくのでけっこう疲れた。このスキー場の営業は3月末までで、営業していれば、我々が2時間所要したリフト最上部まで、数十分で行くことができるであろう。また、次の日になって分かったことだが、翌日の日曜日には笹ヶ峰まで除雪されていた。我々は、一番キツイ時期に登りに来たことになる。その分、高谷池ヒュッテは静かであったが... S02_HIUCHI01.JPG - 7,873BYTES
S02_HIUCHI02.JPG リフト最上部から先は、いよいよ三田原山稜線への急斜面が広がる。すぐに割りと大きな沢を横切らねばならず、大きな雪庇も幾つか見えて、どこをどう進むか、しばらく話し合う。沢を横切るとしばらく、三田原山の急斜面を巻くように進む。このまま、三田原山に登らずに黒沢池に降りられれば、楽にだろうなぁと考えていたが、結局、途中に沢が幾つかあり、越え辛そうだったので、木があまり生えていない斜面を稜線に向かって登り始めた。



←上部に雪庇があり、クラストしていてちょっと登り難い。

稜線に出ると標高は2300mとなり、妙高岳が覗けるようになる。しかし、大きな雪庇ができており、恐る恐る稜線伝いを進む。いつのまにか、雪が降り始め、強風も吹いてきた。昼過ぎに三田原山に到着。他にいたパーティを見習って、ここでシールを外し、黒沢池までの滑降に望む。



       雪庇を踏まないように恐る恐る妙高岳を覗く→
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S02_HIUCHI05.JPG - 7,307BYTES黒沢池までは、アッと言う間。15分で、だだっ広い雪原に到着する。途中、雪庇の脇をすり抜けたりもしたが、樹間も広く快適な滑りだ。ここから先、黒沢岳と茶臼岳の鞍部まで、とにかく広大な斜面をシールを付けて登り始める。およそ130mの標高差で、30分もしないうちに鞍部に到着。この鞍部に来ると、初めて高谷池ヒュッテが遠くの林の脇に見えるようになる。



←三田原山から黒沢池までは短いが快適な斜面

高谷池ヒュッテの今夜のゲストは、我々を含めて9名、4パーティ。3階の板の間の一番奥を陣取り、午後3時位から飲み始める。ストーブや調理道具等はないものの、畳敷きで長靴と布団完備の小屋だ。外は吹雪になっているが、快適な夜を過ごせた。
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高谷池ヒュッテ 小屋の中はこんな感じ

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