妙高三田原 山スキー

日程 3月4日
メンバー  CL菊池、SL渡辺トシ、岡田、小倉(笑)
天気    快晴
コース   妙高・スキーリフト終点−三田原山ピーク(2160m)−林道−妙高・杉ノ原スキー場

 昨年から、長池さん・鶴田さん・私の念願であった三田原のパウダーを目論んで計画したが、長池さんの腰痛・鶴田さん・桑名君の不都合などで残念ながらメンバーが4人に減った。

 宿舎は素泊まり3000円(入湯税・消費税別)のスターホテル。昨年は悪天でキャンセル、今年も都合で直前キャンセルOKと好都合。部屋はコンドミニアムで「流し・コンロ・トイレ・バス」つきのゆったりスペース、温泉風呂もまあまあ。赤倉銀座の好位置にあり、コンビニ、居酒屋も至近距離にある。温泉で疲れをとってから、居酒屋での夕食(宴会)は、生ビールと美味しい料理、楽しい話で大いに盛り上がった。前日まで2日ほど雪模様、気温は4日が平年並み、5日は高温。南斜面の三田原が主目的のため、第1日目とした。前山ゲレンデからのかなりの急斜面登行は3年前に経験したが、今年1月末の雪崩事故のこともあり、今回はチャンピオンから北東尾根を登行した。

 昨日までの降雪が約20cm。杉の原スキー場のトップからのシール登行が始まり間もなく沢を横切り、西への急斜面トラバースが終わると(今日は気温の上昇もなく新雪も少なく雪崩の危険性はまずなかったが、一人ひとりの間隔を十分あけた。トラバース地点の斜度は30度弱の急斜面であったが、大量の乾燥雪降雪直後などは、雪崩の危険性が感じられる。過去に死亡事故も起きている地点である)ダケカンバの斜面をジグザグに高度をかせいだ。高い樹木の下で日陰のところは、パウダーが残っているが、南斜面のためか、上部の日当たりの良い風の強い稜線付近はパックされたり、硬いバーンのため、滑りにくいことが予想された。稜線では快晴のもと360度の大パノラマ、記念写真(写真925)や北アルプス(白馬三山)の眺望を楽しみ、いよいよ標高差1300mくらいの大滑降。ガイドブックのルートより西側の沢状地形のほうがパウダーを楽しめると考え、ボーダーのトレースを追った。20cm強のやや重のパウダーが十分残っているが、急斜面で下がハードバーンであり、厳冬期の極楽パウダーのようにはいかず、コントロールがやや難しかった(写真940−2)。徐々にルートを東側に修正、しばらく密なシラビソの林を苦労して突破、モナカ状、重いパックなど、気温がそれほど高くないにもかかわらず、南斜面特有の千変万化の滑りにくい状況にしばらく苦労した。やや深い沢地形を東に越え、なんとかガイドブックのルートにのり台地状のブナ林緩斜面にくると、ようやく表面もやわらかくなり、ユックリしたテレマークターンを楽しめた。(写真945)最後の林道ではトレースもしっかり、締まった雪質で快適に飛ばすことができた。



三田原山のルート図

三田原山のルート図

                                                     菊池(記)

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2006年 千葉県勤労者山岳連盟 ちば山の会 
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