茂倉谷山スキー

日程 3月25日(土)
メンバー  田村(CL)、岡田、菊池
天気    快晴 ほぼ無風
コース   天神平ロープウェイ終点(8:30)−天神尾根−(11:00)谷川岳トマの耳−オキの耳−(12:40)一の倉岳−(13:00)茂倉岳(1978m)−(13:30)エントリー−武能岳側のコル−茂倉谷滑走−(14:30)蓬沢のスノーブリッジ−(15:00)土樽駅(600m)

ちば山、若手ホープの田村君をリーダーに綿密な計画のもとに、茂倉岳の北西に清水トンネルに沿って土樽まで伸びる標高差1300m以上の茂倉谷を狙った。

快晴・無風、前日までの新雪にも恵まれ、俎ーの雄姿を眺めながら天神尾根のアイゼン登行は順調に高度を稼いだ。トマの耳で田村君は絶好のマチガ沢日和に四ノ沢にエントリーする二人に指をくわえて眺めつつ、次週への期待を胸に秘めながら茂倉谷に向かった。(4月1日見事、四ノ沢滑降に成功した)茂倉岳を目指した輩は,われわれ3人と桐生の澤田さん、吉祥寺のMINMINこと内田さん、群馬の木村さんの計5人。茂倉岳の頂上では360度の大パノラマをバックに記念撮影をおこない、目指す土樽へつづく茂倉谷を覗くと左周りのルートがよさそうであるが、下部が切れ落ちており、右回りルートで武能岳方向へコルまでシュカブラパウダーの稜線を少し下った地点からカール状の40度ほどの急斜面に飛び込んだ。固めの斜面の上に新雪が20cmくらい乗っかっており滑りやすいが、30−40度の急斜面が標高差300mほど続いている。ジャンプテレマークの大回りで高度を下げるが、スピードコントロールにかなりの体力を要した。沢がやや狭くなり雪質も重くなってきたが、芝倉沢のノドの部位より広く開けた明るい滑りやすい沢が下まで続いた。上部〜中部には殆どデブリはないが、下部の緩斜面に移るところで右側の山からかなりの量のデブリがみられたが、滑走には支障がなかった。狭い沢地形が明瞭になると、地形を観察しながら左岸の斜面をトラバースしたり、右岸に移ったりし、沢に沿いながら蓬沢との出会い徒渉地点に到達した。この時期ではスノーブリッジは問題ないが、小雪の年にはかなり早い時期に徒渉が必要であろう。

15時に土樽に到着、15時20分の登りで土合に向かったが、車中では同行の皆さんとの楽しい山スキー談議に疲れも吹っ飛んで早くも次の山スキー山行に思いを馳せた。




草津のルート図

ルート図

                                                     菊池(記)

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2006年 千葉県勤労者山岳連盟 ちば山の会 
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