2007年02月24日 北八ヶ岳ネイチャースキー報告

メンバー  菊池(CL)、原
天気    2007年2月24日晴れ・小雪、気温最低-10℃
装備   菊池:板;フィッシャーGTS180cmステップソール、靴:;スカルパエクスプレッソ
原:板ロシニョールフリートレック、靴;兼用靴
コース   8:40始発でピラタスロープウェイ山頂駅−縞枯山荘−雨池峠−林道−沢状斜面標高差約50m滑走−登り返しー林道ー双子池ー双子山へのカラマツ林中斜面標高差約70m滑走(登り返し)ー双子山山頂−大河原峠ー天祥寺原−15:40竜源橋ータクシーでピラタススキー場駐車場(1990円)

  近年、深雪パウダー指向が強く、119cm幅のアトミックタルガで芳ヶ平・神楽を中心に、わがちば山の会メンバーとパウダー中毒は限りなく続いているが、原点に返った細板テレによるネイチャースキーも捨てがたい。前日(22日)の低気圧により八ヶ岳近辺にも降雪が見込まれたが、気温がやや高めのため、車山スキー場では湿雪、標高の高いピラタスでは粉雪の情報であった。23日夜からの冷え込みにより、当初予定していた車山・蝶々深山近辺はガリガりバーン上の新雪クラストなど条件はよくないと判断し直前に変更した。前日の降雪は5cmから15cmの軽めのパウダーで、日当たりの良い所ではその下にやや硬いクラスト層がみられたが、日陰の林間では20cm以上のパウダーが残っていた。ステップソールによる林道の軽快なツーリングも楽しいが、新雪滑走を楽しんでやろうと、沢状地形と双子池から双子山への中斜面のパウダー滑走を行った。下地にやや硬いクラスト層があり、板がずれおちてくれないためやや苦労した。あらためて細板・革靴の難しさとファット・プラブーツの容易さが実感できた。

 双子山の頂上ではシュカブラや、少し氷化した部分もあったが、大河原峠への北斜面の下りでは15cm〜20cmの上等パウダーにまあまあのターンを描けた。滑走後の登り返しと双子山への登りではステップソールのみではきついためシールを装着した。気温が低いため、青空と枯れたカラマツをバックにダイアモンドダストが見られ、大河原峠から天祥寺原の緩斜面では、小雪のなか、やや重パウダーが約15cmのゆっくり滑走を楽しんだ。、雪のシラビソと蓼科山・横岳を望むメルヘンの世界に引き込まれるようで、ネイチャースキーの素晴らしさを実感した。





 ところがここから竜源橋まではやや苦労するところである。途中から沢を下っていったが、トレースもあり大岩が出てくるところをさらに下ろうとしたが難しい。少し引き返し右岸の登山道と思われるトレースに戻った。下部では徐々に急な硬い雪面のトレースになり、フリートレックではOKであるが、小生の180cm細板ではコントロール不能と考え最後の30分はつぼ足で下った。アルピコタクシーは近くに営業所もあり、連絡すれば10分ほどで乗車OKであった。





                                                     (菊池 記)

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2007年 千葉県勤労者山岳連盟 ちば山の会 
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