前武尊山 山スキー

日程 2月2日
メンバー  CL菊池、岡田
天気     晴れ  気温最高:−6度
コース   オグナホタカスキー場トップ−前武尊山頂ー荒砥沢滑走2本(標高差約300m)−前武尊山頂−十二沢滑走−スキー場滑走−帰葉

しらびそ小屋ベースのネイチャースキーを予定していたが、都合と3日の悪天予想で急遽日帰り山スキーに変更した。 スノーシュー組の富樫さん・小俣さんと同乗してスキー場に向かった。

数日の低温・降雪情報にも拘らず、スキー場の積雪は120cmと増えてない。しかしそろそろ前武尊は深雪パウダー滑走の条件が揃ってくる時期と予想し入山した。案の定、軽めの深雪が30〜50cm、荒砥沢上部の吹き溜まりでは60〜70cmと深かった。剣ヶ峰との鞍部への往復は、いつもの雪庇状の稜線上より右の林間をうまく巻いてトラバースするほうが、かなり楽であった。

シラビソ林の脇でピットを掘ったが、上部数センチが剥離しやすいがその下はほぼ問題ない。剣ヶ峰の下をトラバースしていくグループを見送り、ノートラックの林間急斜面に飛び込んだ。膝上まで埋まる吹き溜まりでは、やや苦労したが、徐々に軽く深い激パウに雄叫びを上げながら、いつもの細い沢状地点まで下った。シール登行は滑走ラインが利用できるところはよいが、軽い雪とはいえ深いラッセルに悩まされた。2本目はいつも、もう一度同じ斜面のノートラック部分を選んで滑るが、今回は上部で右上方へトラバース、沢状地形を越え、本沢上部の急斜面までシールアップした。下に広がる斜面は沢に向かって広大な疎林の大斜面である。右のブッシュと木々の多いいつもの斜面より広がりのある素晴らしい斜面である。すぐにでも滑り出したい気持ち抑えて行動食をとった。さあ激パウ・深雪滑走だ。上部は満足したが、下部に行くほど表面がパックされたやや重い深雪であった。疎林ゆえに降雪後時間が経過すると悪条件になるようである。やはりいつもの木々の多い右斜面のほうが、パウダーを堪能するには好条件であるようだ。

剣ヶ峰にへばりつくように挑戦している富樫さん・小俣さんを遠望しながら、前武尊山頂までシールアップした。戻ってきた二人と山頂で落ち合った後、1時半に出発。最後のパウダーランを楽しんだ。十二沢は安定した軽い深雪斜面で、激パウツリーランに酔いしれた。2時半前にレストハウスに到着、4時過ぎにスノーシュー組も到着した。 最近テレビでも紹介された「望郷の湯」は激パウいや激混み、いい温泉で期待して寄ったが、2度と行くまいと誓った次第である。


                                                菊池(記)

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2008年 千葉県勤労者山岳連盟 ちば山の会 
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