| ちばやま
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ちば山の会2000年2月
千葉市中央区弁天町5番地鶴岡方
Tel・Fax 043-255-9821
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2000年元旦の高宕山
いつもはお父さんと二人で行くのに、このあいだはたくさんの人が一緒でした。
だからボクも気を使いました。うっかり噛み付いてしまってはかわいそうでしょう?
大晦日は高滝の別荘に泊まりました。もちろんボクは一人で外で寝ました。フロンドグラスがガリガリに凍ってしまう夜でも寝袋なんかいりません。この日はじめて会ったおばさんとおねえさんがよく遊んでくれました。メガネのおにいさんも「コノヤロー、コノヤロー」といって構ってくれました。星空の下で楽しい夢を見ました。
いつもよりずっと早い時間に起こされました。まだ真っ暗で4時前です。バタバタと車に乗せられて小1時間、石射太郎の登山口に着きました。真っ暗の中を山に登るのだそうです。昨日の夜は「カウントダウンだ」とか言って遅くまで起きていたのに、あわただしいヒトたちです。
暗い山道はみんな目が見えませんヨタヨタ歩いて、いつもより時間がかかりました。ボクはいつも先頭を歩いて、みんなが来るのを待ってあげました。やがてあたりが明るくなりました。今日の日の出は午前6時49分です。最後の登りでは「日の出まであと10分、山頂までもあと10分」とみんな焦つていました。
なんとか日の出には間に合いました。着いてピックリ。いっもは誰もいない山頂にたくさんの人がいました。山頂には高宕観音の奥の院が祭ってあって地元の人も来ていたのです。
高宕観音は、むかしむかし源頼朝が鎌倉幕府を興す前、武運長久を祈ったという伝説があります。狭い山頂には石の祠といわく有り気な鉄ナベが二つ。すこしお酒を飲みすぎて出来あがったオジさんが真っ赤な顔をして講釈をしていました。
やっと日が昇りました。雲の上にお日様がわずかに顔を出すと歓声が上がりました。
2000年・ミレニアムといっても普段と変わらない、どうってことない日の出なのに・・・?
それからテントを張ってお酒を飲んでお雑煮を食べていました。ボクはドッグフードだけ。
やがてお腹がいっぱいになるとみんなは岩場に戻ってロープにぶる下がって、登ったり降りたりして喜んでいました。ボクはお腹がいっぱいならお昼寝だけでいいのに、ワザワザあんな危なっかしいことをして何が楽しいのかなあ−と思いました。
「へぇ・・・あたしやこんなのテレビでしきや見たことないよ…」
初詣に来た地元のおばあさんも呆れていました。それでもみかんをたくさんくれました。
とても楽しかったです。また一緒に行きたいと思いました。ワン!!ワン!!
ハッチ・ヤマザキ(ハスキー犬)
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