| ちばやま
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ちば山の会2000年2月
千葉市中央区弁天町5番地鶴岡方
Tel・Fax 043-255-9821
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ネパールトレッキングに参加して
トレッキングの企画がちばニュースに掲載されたのを目にした時行ってみたいと思いました。でも次の瞬間やめようと思いました。なぜなら高額な金額だし、長い連休を取るようになるからでした。でも何ヶ月か過ごしていくうちに、ふといってみたいと思うようになったのです。今この機会を逃したら他に無いような気がしたからでした。ネパールに行く何ヶ月も前から期待半分、不安半分だったけど楽しみに待っていました。でも決心して参加した甲斐があったと思うほどの感動的な思い出を沢山つくることができました。
8000m級の山並はとてもスケールが大きく私が今まで見てきた山の常識を破りました。大きさがだいぶ違うのです。マウンテンフライトで飛行機に乗りヒマラヤを間近で見たのですが感想は、人がとてもではないけれど入れない場所だなと思わせるぐらい厳しい荒涼とした岩肌が続いていました。雪が山頂に適度に降り掛かっていてその山頂の山並はとても椅麗でした。鳥になって飛んでみたらどんなにいいだろうと思いました。私達のトレッキングコースは主に村から村へ続いていく生活路でした。ネパールの生活スタイルや文化、人々の雰囲気を充分に感じることの出来るとても楽しいコースで、だいぶリラックスしながら歩きました。トレッキング中とても印象的だったのは村々の子供達でした。私がナマステと挨拶をすると可愛い笑顔で挨拶を返してくれました。子供達は洋服を泥でよごれるのも平気で体を使って遊んでいました。私も一緒に遊びたかったです。
日本での時間を気にしながらの私の生活と違って、ここではゆっくりと時間が流れていくような穏やかな日々が過ごせました。シェルパの人たちとも最初は慣れるのに時間がかかりましたが、自然に打ち解けていくことが出来たと自分なりに思います。言葉を使わずとも思いは通じるみたいです。言葉がわからない私は良く挨拶をしました。それだけでもちょっとは人たちの中に踏み込んで行った気にもなります。とても勉強になることが多くて色んな事をずっと考えていました。こういう機会に巡り合うきっかけをくれた人に対して感謝の気持ちで一杯です。ありがとうございました。
坂田 純子
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