ちばやま

ちば山の会2001年4月

千葉市中央区弁天町5番地鶴岡方

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山スキーヤーにお薦めの3冊


山スキーを始める方の入会増えています。ゼロから山スキーやテレマークを始める方に是非お薦めしたい本を紹介します。
1.『BACKCOUNTRY SKI BOOK』 Allen&Mike's著
タイトルで解るように、洋書です。現在日本語版は出ていないようですが、内容のほとんどは、マンガなので文章を読まなくても大丈夫。しかも日本のどの解説書よりも充実していてまとをえています。内容は、先ず最初に雪崩の話から始まっているあたりはさすがです。スキーはクロカンからテレマーク、アルペンまでを網羅していますが、スキーツアーに関する内容もさることながら、雪山での食事の話、衣類の話、テントの張り方から、雪洞の掘り方まで、雪山に入るための基本的なことのほとんどが解説されていまるのでスキーをやらない人も読んで損はない内容です。英語は読めなくても、アメリカンギャグが解る人ならOK!?。


2.『TELEMARK TIPS』 Allen&Mike's著
同じ作者の続編です。
今まで私が読んだテレマーク技術書の中で最高の内容です(テレマークスキーイングも捨てがたいけど)。アメコミ(アメリカンコミック)風に見せるテレマークポジションは、堅苦しい技術書より現実的で、軽いノリでその世界に入り込めます。パラパラマンガ(懐かしい)もついていて、気持ちよくターンを繰り返してから、転倒に至るまでの動きがコマ送りで楽しめます。 *上記2冊は、洋書を扱っている山道具屋さんで、テレマークに偏っているマニアックなお店だったら扱っていると思います。新人の今西君が翻訳してくれることでしょう。


3.『クロスカントリー・ダウンヒルテクニック』 =C(0L^・J^H/D著:杉山進監修
近代テレマーク(ちょっと前のモダン・テレマーク)の精神論を日本に輸入した一冊。歩く道具で、斜面を滑る!!これがテレマークの原点とばかりに、クロスカントリーの道具で滑降する技術(当時としてはかなり破天荒)を、解説しています。まさに近代テレマークの原点が書かれた技術書です。サイドカーブのない板を前後に開き、2枚の板で「く」の字を作り、あたかもサイドカーブのある板のようにターンする、、、、、、、もはや哲学と言っても過言ではなく宗教的でさえ有ります。先ず精神論から入りたい方にお薦めする技術書でありながら、聖書になる一冊。

以上3冊は、皆さんの山スキー人生にとって、決して損になることのない書籍です。

                         白井 浩二

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