ちばやま

ちば山の会2001年8月

千葉市中央区弁天町5番地鶴岡方

Tel・Fax 043-255-9821



伊吹山−恵那山山行報告書


2001年6月30日〜7月1日
報告書作成 永山 正春
参加メンバ:森隆浩、竹下美代子、高野いづみ、永山正春

6月29日(金)21:00 千葉市役所出発
梅雨の最中なので天気予報は曇一時雨であったが出発する。
関ヶ原インターまでの長丁場であったが、全員運転OKなのでrotationを組んで交替で運転する。 インターを出て間もなく日本百名水にも選ばれている泉神社の湧水を25lのポリ容器その他空のペットボトルに出来るだけ詰め込む。さすが日本百名水に選ばれているだけあって、本当に水といった感じで久しぶりに美味しい水に出会え感激、加えて水量の多さにもびっくり。普通、湧水といったら、こんこんと湧き出でる思いをしていたが、25lのポリ容器があっと言う間に一杯になった。この水で炊いたご飯が本当に美味しかった。
伊吹山登山口下の駐車場に着いたのがam4:00頃で、雨は降り続いている。寝る時間もなく、車中で早い朝食を取り出発の準備をする。

6月30日(土)雨
am5:30頃に出発、雨足は弱くなるどころか強くなってきたような気がする。歩行時間で約6時30分と本に書いていたのでお昼には下山出来るのではとの思いから、必要最小限の荷物を男性二人で背負い、女性軍は空身で登る。
三合目はゴンドラやリフトの終点で高原状の広々とした場所で、天気が良ければゆっくり一休みしたい所である。 さすが花の百名山にも選ばれているだけあって、この時期花は少ないとはいえこの付近には色々な花が咲いていた(名前を教えてもらったが、あまり興味がないのですべて忘れました、すみません)。
三合目まではそれなりに距離もあったのですが。ここからの一合毎の距離が短く感じられたのは自分一人ではなかったと思う。合目の決めかたはどーなっているのかなーと疑問に感じながら登っていた。
七合目付近から急登に加え、風雨も一段と強くなってきた。 森さんはメガネを外しながらもトップで皆を引張ってくれた。
頂上では更に風雨が激しくなり、伊吹山寺の中で一休み、近くに売店や山小屋があり、売店に入ったが店の人が不在で(何と物騒な)結局は誰も何も買うことが出来ず、草々に下山する。
下山時は反対に女性軍がザックを背負い、男性軍は空身で下山する。
五合目頃から雨も上がり、下界が見え始めてきた。 眼下には今から400年前の1600年、徳川家康と石田三成中心の反徳川が天下分け目の戦いした関ヶ原古戦場をはっきりと確認することが出来た。
コースタイムより早めにam11:30頃下山する。
v 伊吹町は蕎麦が有名で、日本の蕎麦発祥の蕎麦屋(本当かどうかは定かでないが、店の看板にはそのように書いてあった)で美味しい蕎麦をいただき、一路次の登山口の中津川神坂峠に向かう。v 現在恵那山に登るには、中津川から神坂峠を経て登るコースしかない。
神坂峠手前にある「けやき平キャンプ場」くで幕営する。
空には依然として雨雲が垂れこめ、小雨が降り続いている。
竹下さん手製の料理に大満足し、もっとゆっくり食事を楽しみたかったが、昨夜は全員一睡もしていないので、早々にシェラフに潜り込む。

7月1日(日) 曇後晴れ
am5:00神坂峠へ車で向うが濃いガスのためノロノロ運転、視界は2〜3m程度で全く先が見えない。
途中何組かのパーチィに声をかけてみたが登るかどうか思案中とのこと。取敢えず、神坂峠の駐車場まで行って様子をみることにする。駐車場には2〜3台止まっていた。ガスは当分取れそうにもないが、雨は降っていなかったので登ることにした。
強い風と濃いガスに、加えてこの山非常にup-downが多く登っては下り、又登っては下りの繰返しで徐々に高度を上げていっているという感じがした。
途中、ウバナギと天狗ナギの2個所に地図では危険マークが付いていて、そこは右の岐阜県側がスパット切れ落ちている所で恐怖感はあるが、登山道は安全で特に心配する所ではなかった。
山頂近くになってガスが取れ、日差しが強くなってくる。山頂避難小屋は立派な建物で、ここに一泊してののんびり山行も悪くはない。次回機会があれば泊りたい所である。v 山頂は展望はないがゆっくり出来る所でここで昼食をとる。
天気は回復し雲一つない青空、今登ってきた恵那山を途中何度も振り返りながら下山を急ぐ。
ここでもほぼコースタイムで歩けたので、予定より早く下山出来た。
帰路、恒例の健康ランドで温泉に入り、早めの夕食を済ませ、いざ出発と思いきや車のエンジンがかからない。電気系統のトラブルで車の保険で修理にきてもらったがなかなか直らない。諦めてレンタカーの手配をしている最中、修理屋さんがどこかのケーブルをいじくりまわしている時に突然エンジンがかかり皆大感激、約1時間のロスであったが自分達の車で帰れる喜びに満足し、千葉までエンジンを切らずに帰ることにした。竹下さんが森さんに忘れるといけないからハンドルの所に張紙しておいてと依頼。森さん早速得意の英語で"STOP ENGINE"と書いてくれた。この状態で千葉まで直行、市役所近くのスタンドでガソリン補給中に森さん曰く「この英語おかしい、DON'T STOP THE ENGINE」が正しい。 誰も気が付かず、張紙があるだけでDON'T STOP THE ENGINEの役目を十分に果たしていたことに一同大爆笑。
いろいろあった山行でしたが、全員無事に帰宅出来たことに感謝しています。参加者の皆さん、ありがとうございました。


                         文責 永山 正春

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