ちばやま

ちば山の会2001年9月

千葉市中央区弁天町5番地鶴岡方

Tel・Fax 043-255-9821



山行報告:谷川岳一の倉沢奥壁南稜フランケ


<日程>2001年7月15日(日)
<メンバー>CL原見(松戸山の会)、白石美穂(記)
<コースタイム>5:40出合発〜7:00/7:40南稜フランケ取り付き〜10:002P終了点〜11:304P終了点〜12:30南稜馬の背に出たところ〜14:30南稜テラス〜16:30出合着


 天気は夕方雷の予報があるが晴れそうである。雪渓上は湿った暖かい空気と冷たい空気が混ざり気持ち悪い。年々難しくなっている気がするテールリッジを詰めると、中央稜・南稜はすでに大繁盛だった。人汗かいて南稜フランケの取り付きにつくと、鎌型ハングは染み出しがなくすっきりと乾いていた。ラッキー。

(1P原見リード)6月に来た時1P目からルートを間違えたので今日は大丈夫。カンテを回り込むところまでで3箇所ランニングが取れたので一安心。その後がなにもなかった。
(2P白石リード)隣の同志会直上ルートを登っていたマーモットの木村氏より「ルート図だと、草付きの凹状を最後までつめてから右へトラバースになっているけど、トラバースがめちゃくちゃ難しいから凹状の途中から右上すると良いよ」と教えられた。その通り途中から右上していくとリングボルトもあり何とか登れた。このピッチが一番傾斜が緩かったと思う。
(3P原見リード)ハングの付け根を右にでてから直上。出たところが悪かった。後は、カチが結構利いた。ひゅーん。と、すごい音した。自然落石か?中央カンテ・変チの上の方から落ちてくる。
(4P白石リード)ランニングがなく3箇所もハーケンを叩き込んでしまった。すべて回収。テラスを左へ行ってカンテを回った。
(5P原見リード)ナイスルートファインディングだった。途中から左上する草付きを行くと脆い岩が8m程で南稜と合流。途中2本ハーケンの世話になるがすべて回収した。そして握手。5Pと短いが弱点を付いており非常に楽しかった。

(懸垂下降)南稜を上ってくるパーティはすでにいないので南稜を懸垂下降した。シングルで降りたにもかかわらずロープが引けなくなってしまった。「結び目解いた?」「忘れた」「が〜ん」キンクしないように別々に結んでおいたのがいけなかった。いくら引っ張っても結び目が引っかかっているので登り返すしかない。でも簡単な所なので不幸中の幸い。緊張の後の気の緩みだな〜。テールリッジを下ってビックリ。雪渓が崩れている!!本谷側へ懸垂して無事下りられたが、行くとき歩いた雪渓が帰りはなくなっていた。そろそろ雪渓が悪くなってきたので谷川はおしまい。

追)前日は、衝立の雲稜第一の2P終了点まで行って12時になってしまったので懸垂で戻った。2P目は右上してしまい行き詰まってしまった。とりあえず第一ハングは乗越せたので次回行ってみたい。ただ衝立は、さすがに壁が立っている。ビレーしてても登っても首が疲れた。

追)テントのポールを忘れて車寝になってしまった。


                         白石 美穂

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