ちばやま |
ちば山の会2001年9月
千葉市中央区弁天町5番地鶴岡方Tel・Fax 043-255-9821 |
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竜王岳も肩から山腹を巻き、鬼岳を越えて獅子岳到着。目の前に五色ヶ原が迫る。五色ヶ原山荘の赤い屋根に緑と残雪の白、そして青い空と見事なコントラストを見せていた。そして五色ヶ原右手には立山カルデラの赤茶けた壁が迫る。獅子岳よりザラ峠へジグザグに落ちていく。名前が示すようにザラザラとした滑りやすい長い下りである。たどり着いたザラ峠は佐々成政の雪の立山越えで有名な峠である。近年佐々成政の越えた峠はここでは無いとの説が強いが、それはさて置き、歴史的一時のスポットを浴びた(今でもそうに違いないと信じたい)この峠は標識のみがひっそりと立っている。峠からは立山カルデラの火口壁を眺めながら緩やかに登り、五色ヶ原の一角に出る。高層湿原に敷かれた木道を歩き、キャンプ場へ。途中、色とりどりの高山植物が咲き乱れている。ハクサンイチゲ、チングルマ、一番驚いたのはハクサンコザクラのピンクの絨毯を見たことである。 | |
キャンプ場へは12時到着、昼ご飯を食べて、スゴまで行こうか迷ったが、ここ五色ヶ原へとどまることを決めたのは山荘を覗いてしまったことにある。覗くとすぐ目に飛び込んできた文字、生ビール、おまけに山荘の人に「生ビール、あ・る・よ!」と言われればこれは飲むしかない!生ビールに飛びつき、今日は五色ヶ原へ宿泊となった。 午後は、ゆっくり高山植物鑑賞。 テントを張りゆっくりのんびり暮れゆく北アルプスの空を眺めていた。はるか彼方には槍の穂先。まだまだ私の小指の第一関節よりも小さい。先は長い。 |