| ちばやま
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ちば山の会2002年2月
千葉市中央区弁天町5番地鶴岡方
Tel・Fax 043-255-9821
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山行報告 八ヶ岳 阿弥陀岳南陵
日時:12月31〜1月2日 参加メンバー:田中・永田(記)
12月31日大晦日の朝、タクシーを待つがなかなか来ない。仕方なくタクシー会社に電話をかけ迎えに来てもらった。(料金は2000円しなかったと思う。) 船山十字路から平坦な道が朝日小屋跡まで続いている。小屋はいたんでいるが中で幕営は可能。 ただし、地蜂の巣があるので注意。 小屋跡から道は急になる。久しぶりの荷の重さとトレーニング不足に後悔しながら一歩いっぽ歩く。 やがて、勾配が緩やかになり立場山の山頂に着いた。ここからの展望はきかない。 ここから少し下った所が青ナギのコルで、幕営地はここか後1時間ほど登った所にあるコルの2ヶ所である。私は今回の第一目的は阿弥陀の南稜を登ることで、その後の縦走はおまけなので、お酒の誘惑に負けたこともあり、ここで幕営する。テントの中で酒を飲み、夕食は千葉山の仲間に教わったレシピを参考に年越しそばを作る。 今回使用した麺はスーパーで購入し持っていった長もち麺で、味は流水麺などに比べ落ちるが、真空パックされており3ヶ月常温で保存可能な山屋にとって強い味方である。
元旦早朝、日の出は見れなかったが、7時頃朝日を拝むことが出来た。 朝食は、田中さんが用意した関東風の雑煮である。青物を入れたなかなかの物であった。 朝食後、冬の山行で最も嫌なテントを撤収する。 青ナギのコルから急登を休み休み登る。やがて無名峰下部に着く。強風にさらされ非常に寒い。 ここで登攀のため身支度を整えていると、後続パーティーがザイルも出さず我々を抜いていった。 岩峰を回り込み登攀取り付点に来ると、そこにはフィックスロープがあり、これを使えば一般縦走路と変わりない。しかし、折角登攀準備したこともあり、ザイルを付け田中さん先行で登攀を開始する。 斜面は凍っておらずバイルを使って難なく稜線に出る。 阿弥陀の山頂で記念撮影をした後、赤岳との分岐に出る。しかし、バテていたこともあり、無理せず行者小屋に下ることにした。 行者小屋へは、天候・気温・体調を考慮し、文三郎尾根手前の道を下ることにした。 行者小屋で豚汁を食べるが、これがまた非常に美味しい。(山で食べる物は何故美味いのか?) ここで休憩した後、赤岳鉱泉に向かう。 鉱泉で硫黄に登りに来ていた、かつての山仲間と会う。 テントの中で旧交を暖めあい、当然ながら宴会になる。(山の仲間と飲む酒は何故美味いのか?)
翌朝起きると小雪がちらついている。天候は下り坂である。早々にテントを撤収し下山する。。
記:永田
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