| ちばやま
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ちば山の会2002年4月
千葉市中央区弁天町5番地鶴岡方
Tel%Fax 043-255-9821
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【新企画】「私の一名山」
今回から始まりました、「私の一名山」は、会員の皆さんのお気に入りの山や、あこがれの山を紹介するコーナーです。リレー形式でいきたいと思いますので、みなさんも深田久弥の気分で書き始めましょう。くれぐれも途切れさせないようにお願いします。途切れさせたあなたは責任重大です。
連載が100回続けば、「ちば山100名山」として単行本が出せるかも?(そんな無茶な)
私の1名山その1<白砂山>
群馬、長野、新潟の三県境に位置するのが白砂山です。昔でいえば上州、信越、越後の三国境です。その横の峠が三国峠なのはその為でしょうか?
それぞれの県境は登山道になっていますが、普通に歩けるのは野反湖から上信国境の稜線をたどるルートだけで、残りのルートは、柘植さんの領域です。(野反湖から八間山を越えるルートもある)野反湖畔を出発すると、林の小径を歩きます。ハンノキ沢の簡易橋を渡り、地蔵峠で渋沢ダム・秋山郷への道を分け、ひたすら樹林帯の登りが続きます。紅葉の季節は最高です。地蔵峠から1時間ほどで、堂岩の泊場と呼ばれる広場があり、樹林帯越しにはちっとも遠ざからない野反湖が広がります。近くには水場もあるので、大休止に最適です。(水場は前述の沢と、ここだけ)よくわからないピークの堂岩山を過ぎると、突然展望が開け、美しい白砂山とそこに至る快適な稜線が現れます。左に鳥甲山、右は緑の笹の原!!楽しくてスキップしたくなるような気持ちの良い稜線漫歩ですが、小ピークを越えるごとに疲れ果てて来て、だめ押しの急登に疲れ果てた頃、話し声が聞こえてくるなと思えばそこは山頂です。
あまり広くない山頂は、360°の大展望!!東を見れば、上越国境の山々が、北に続く苗場山の向こうには米山、そして日本海、西には北アルプス、槍ヶ岳、南には浅間山その奥には富士山がそびえます。展望を満喫したら、来た道を引き返します。堂岩山手前で振り返って、その優美な姿に別れを告げます。
野反湖(1510m)〜白砂山(2140m):登り約3時間45分、下り約3時間この山域は山だけでなく、興味深い沢も存在します。白砂山に至る白砂沢や、渋沢、少し離れると、ガラン谷沢など、いつの日か遡行して見たいものです。興味ある方は声をかけてください。(記:白井浩司)
「私の一名山」次回は小倉笑子さんにお願いします。
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