ちばやま

ちば山の会2002年5月

千葉市中央区弁天町5番地鶴岡方

Tel%Fax 043-255-9821



山行報告:谷川岳東尾根

日時:平成14年3月17日(日)
参加メンバー:CL熊谷公浩(東京YCC)、白石(美)(記)
行動:指導センター3:00ー〜出合〜一の沢4:15/4:30〜シンセンのコル5:45/6:00〜第二岩峰〜第一岩峰7:45/8:00〜国境稜線8:45〜谷川岳〜天神尾根〜ロープウェイ乗り場10:10〜指導センター10:30


先日の左方ルンゼで東尾根にてこずったので、東尾根を確かめたくて行くことになった。

出合に向かう途中、夜間登攀を中止して帰って来るクライマー達と出会う。暖かいらしい。出合には、トラック位大きなデブリがあった。一ノ沢は、一面チリ雪崩れの後がある。おかげで、雪面がしまりラッセルを免れるが気持ち良いものではない。ふくらはぎが痛くなる急登を経て、シンセンのコルへと出た。やっと明るくなる。一ノ沢を見下ろすと、なんと20人位が登って来る。今日の一番乗りだ。

コルからは、前日のトレースが残っていて5分程で第二岩峰に着く。ピンが十分あり安心して越えられる。青い空へ、白い雪壁がドーンと広がる。単純にわくわくしてくる。雪壁をひたすら登る。途中2回クレパスを渡り、雪稜を右へトラバースして行く。左方ルンゼからの合流点は明確には分からなかったが、すでに越えている。そして少し下って、え?第一岩峰に突き当たってしまった。トレースが残っていてラッセルがなく、天気が良かったことからあっと言う間にここまで来てしまった。第一岩峰には、前日ビバークしたパーティーが取り付いており、順番待ちとなる。先日は一ノ倉沢側を巻いたので本日は岩を直登した。ホールドがありそうに見えるが以外と持ちにくかった。そして、雪壁を直登して右から雪庇を乗り越えてあっけなく国境稜線に出る。シンセンのコルから国境稜線まで3時間かからなかった。

山頂は多くの登山者で賑わい皆笑顔が覗いていた。振り返ると、青空の中東尾根第一岩峰基部で順番待ちしているクライマー達が見える。国境稜線に出てから痛み出した膝をかばいながら、ゆっくりと天神尾根を下った。

                         白石(美)(記)

BACK