ちばやま

ちば山の会2002年5月

千葉市中央区弁天町5番地鶴岡方

Tel%Fax 043-255-9821



山行報告:谷川岳天神尾根

日時:平成14年3月23日(土)
参加メンバー:CL白石(美) 単独(記)
行動:土合駅6:00〜ロープウエー乗り場6:30/7:00〜天神尾根〜山頂直下のポール9:00〜天神尾根〜ロープウェイ乗り場10:30〜指導センター11:00


膝が痛くてどうしようかと思っていたが、谷川の季節が終わりに近づき今年最後と思い、1人土合駅へ向かう。馬蹄形の縦走を予定していたが天気が悪く、天神尾根のピストンに変更する。

朝、土合駅を出ると雨だった。帰りたくなる気持ちを押さえてロープウエーに乗る。スキー場を横切り腐った雪に足をスボスボ取られる。トレースは微かに残っている程度でラッセルはない。本日の一番乗りらしい。

天気は薄日が射すまで回復してきたが、熊穴沢の頭を過ぎ登りに差し掛かると、ガスが出て一面真っ白になる。雪の天神尾根を登るのは吉尾さんの時以来初めてだなあと思う。あの年は雪が多かったらしいが今年は少ないのかな?と思う。赤竿を目印に広い尾根を登り山頂直下の大きな円形の道標ポールに着く。視界5m位で小屋も山頂も何も見えない。おまけに風まで出ている。足跡はすぐに消える。ホワイトアウトにナーバスになっていた様で、くるっと回って下り始めた。すこし下ると登って来る人とすれ違う。下るとだんだん視界が開けてきた。

傾斜が落ちた熊穴沢の頭でツエルトを張り、山頂を望みたいのでお茶を飲みながら視界が開くのを待つ。30分以上待つが、山頂はガスの中で風も収まらない。隣りでは、楽しそうな笑顔の10人位のパーテーが手に手にスコップを持って雪洞を掘っている。今晩泊まると言う。雪洞に泊まるにしては大きなザックである。きっと美味しいものがいっぱい入っているのだろう。彼らと別れ、冬の谷川を背にロープウエーで一気に下る。

土合駅のプラットホームで上り電車を待つ。雪の積もったプラットホームの中央に待合室が一つぽつんとある。カッパのフードをかぶる。電車が入線すると何故かホットした。谷川岳は近くて良い山だなあと思う。

                         白石(美)(記)

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