ちばやま

ちば山の会2002年5月

千葉市中央区弁天町5番地鶴岡方

Tel%Fax 043-255-9821



八ヶ岳デビュー山行感想文

                         参加者:森、吉田、竹下、浜本 記:浜本

アイゼンを使った山行は、昨年の木曽駒の雪訓を皮切りに、2度の金峰を挟んで今回で4回を数え、会に入るまでは雪山=遭難死と言う図式が自分の頭の中にあり、けっして踏み込んではいけない領域だと思っていました。

0205C.JPG - 24,028BYTES北八ヶ岳には以前、テレマークで訪れたことはありましたが登山では夏山を含めても今回がデビュー戦です。夏山に比べて天候の影響を受けやすく、雪の量、硬さやほんの少し条件が変わっただけで歩行時間が全く変わってしまい、前々回の金峰では途中で撤退するというショッパイ思いをしました。

美濃戸口で車を止めておけばよいものを美濃戸までいってしまったため車の腹を擦ったりと前途多難のスタートとなりました。

なんとか行者小屋のテン場に到着(12:30)、翌日天候不良が予想されたため昼食を各自摂り、テント設営後、予定を繰り上げ本日登頂することになり(13:30)ビギナーの私は先頭を歩かせてもらい調子にのってハイペースで飛ばしていたら後ろから早速、ペースダウンの指令が出されてしまいました。

後半案の定、バテ気味でひぃーひぃー言いながら一歩一歩、柔らかい雪あり、アイスバーンあり、雪の全くない岩場ありのとても変化にとんだコースで途中アイゼンを外したりと、終盤は森隊長が先行し写真を何枚も撮ってくれました。
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(15:55)やっとの思い出で登頂することができ皆で握手を交わし記念撮影をしました。
登りは何とかなったけど、あの急斜面の凍っていた所を無事に下りられるのだろうか?
不安を抱えつつ、へっぴり腰で恐る恐る(17:10).皆無事にテン場にたどり着くことができました。夏山とは違う、緊張感と達成感で心身ともクタクタでした。

本来、明日登頂予定が既に済んでしまった我々にこれからすることといえばそれは宴会、宴会あるのみです、乾いた大地に水がしみこむ様に疲れきった肉体は、命の水を欲しています、とても心地よい疲労と合い間って時間が過ぎていき、竹下さんのスペシャルカレー他いろいろ、お腹も気持ちも皆大満足でした。

外は霙〜小雪がちらほら舞っていましたが狭いテントの中は、寒さを感じることなく重なり合う様、皆グッスリやすみました。

山行後のもうひとつのお楽しみの温泉とおいしいご馳走、今回は「山の幸」というお蕎麦屋さん、味、量ともハナマル◎です。

皆さんも八ヶ岳方面にお出かけの際は是非お立ち寄りください。けっして後悔はしないと思います。0205B.JPG - 21,157BYTES

今回、残雪期の八ヶ岳に入ってみて、夏山にはない静寂の中を黙々を登っていくのも結構いいもんだと思い、やっぱり山は、一年中楽しめるものだと実感しました。
今回企画をたててくれた森さん、ご一緒して頂いた吉田さん、竹下さんありがとうございました。

帰りの釈迦堂PA側、一面桃畑、菜の花もとっても素敵でした。


 

 


                         浜本(記)

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