ちばやま

ちば山の会2002年6月

千葉市中央区弁天町5番地鶴岡方

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三峰ボルダー山行記

日時:平成14年4月28日(日)<前夜発日帰り>
参加メンバー:赤平
場所:三峰ボルダー(埼玉県秩父郡大滝村)


4月27日(土)18:30、佐倉から車で出発。下道と有料道路をおりまぜて12:30に三峰口駅近くの駐車場着。本日は車中泊の為、車内で小宴会をして、1:00就寝。駐車場といっても道路脇の車止めスペースへの駐車の為、「走り屋」のギンギンとした走りでうるさくてあまり寝付けない。
翌日、5:30起床。軽く朝食を済ませて6:00出発。駐車場から100mほど先にある光岩小学校前の階段から河原へと下りる。5分ほどで河原へは出るが、道は少し荒れている。河原に出るとさっそくボルダーが姿を現す。今回のボルダリングにあたってのガイドブックは「小川山・御岳・三峰ボルダールート集」(通称;黒本)を使用し、そこかしこのボルダーを登りながら河原を移動する形態を取った。

 三峰ボルダーは少し特殊な岩質で、水に磨かれてツルツルして一見すると登れなさそうなところでも岩の節理や膨らみが意外なほどフリクションが効くのである。御岳ボルダーのようにカチッとした岩質ではない為慣れるのに少し時間がかかりそうだが、その特質を理解すると三峰ボルダーをより楽しめると思う。また、三峰ボルダーは他のボルダーよりも下地の変化が激しく著しくグレードが変わるので、グレーディングは参考程度にとどめておくのがよいと思う。 (※1)

 実際登ってみるとやはりと言うか確かにツルツルしており、上手にフリクションを効かせる必要がある為、人工壁育ちの人は相当苦労するのでは・・・。かく言う私も初めは苦戦し、チョークをいつもより多めに付けてのクライミングとなった。ただ何回か登ると感覚がつかめてくるようになり、5級程度なら1撃出来るようになった。感覚がつかめてくると面白いもので、次々と登りまくりながら河原の移動を続けた。そして遂に本日のメインイベント(?)、「ひも」(三段)に到着。このルートは三峰ボルダーはもとより日本を代表する難ルートで、多彩かつ厳しいムーブが要求される。実際に目の前にするとそのスケールにただただ圧倒されるばかりで、いつかはここに取り付ける資質を身に付けたいと誓うのであった。9:00頃になるとボチボチとボルダラーが姿を見せるようになり、その内の1人と一緒に登るようになる。彼は1〜2級レベルのボルダリングをしており、足運びやホールドの持ち方は大変勉強になった。

 6:30頃からほとんど休まず登り続けた為、11時頃にはすっかり腕がパンプ!!その後はダラダラと流しながらのボルダリングを行い、13:00に終了とした。13:00終了と聞くと早いと思われるかもしれないが、この日は快晴で気分はよかったのだが、河原からの日の照り返しが強く、肌がヒリヒリとしてくるくらいであった。三峰ボルダーは晴れ〜薄曇りくらいの天候のほうが良さそうである。

 今後は御岳・三峰両ボルダーに積極的に通い、あらゆる岩質でクライミングが出来るような力を身に付けたいと思うのであった。  

                         赤平(記)

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