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ちばやま |
ちば山の会2005年03月
千葉市中央区弁天町5番地鶴岡方
Tel・Fax 043-255-9821 |
西上州のマッターホルン 碧岩
日時 | 1月30日(日) |
参加者 | 上茂(L),竹下(記),柘植,澤田,小俣 |
5時に千葉を出発し、下仁田の先の鹿岳登山口を少し過ぎた辺りから路面が凍結していたためチェーンを着ける。途中、大岩と碧岩の二峰が前方の空に霞んで見えた。まさに上州のマッターホルン!三段ノ滝入口の駐車場に着いたのが8時40分頃。立派なトイレがあったが凍結のため春まで使用禁止の札が下がっていた。
9時15分、居合沢を何度か渡りながら登っていくと30分ほどで三段の滝に着く。
50mほどの三段の滝は氷で覆われていた。此処でハーネスとヘルメット、アイゼンを付け、滝の右手から雪と氷の急坂を登り三段ノ滝を越える。
ミドリ岩沢出合の指導標から左に登ると枝沢に入る、雪は脛あたりまでありトレースが付いていたので疑いもせずについて行ったがいきなりトレースが消えてしまった。赤布は所々付いていたが見落としてしまい、信用したトレースにまんまと騙されてしまった。
このまま枝沢を突き進むか、尾根に上るか思案したが尾根を選んだ。赤布を付けながらラッセルをして尾根上に出ると目の前に青空に映える碧岩が聳えたっていた。
碧岩分岐から左に回りこみ、左右が切れ落ち岩壁に挟まれた南稜に取り付く。
木の根や岩角を手掛かりに急な岩峰を這い上がるように登リ始める。そろそろ頂上間じかかなと思う頃、目の前に7.8メートルほどの岩壁が目の前に立ちはだかる。
途中の立ち木は今にも取れてしまいそうで心細くロープを出すことにする。アイゼンを着けての登攀は滑りそうでなかなか難しいが慎重に通過し、12時25分碧岩山頂に到着。
頂上からは浅間山、上州の山々、ロウソク岩、立岩、二子岩などなどの岩峰がいっぱい・・・我々だけの静かな山頂からの展望に酔いしれる。
下山開始。本日の核心部は懸垂下降で降り、分岐に戻ると13時30分。この先の大岩まで行く予定だったが時間的に無理と判断をくだす、がこのまま下山では物足りないとアイゼンワークのトレーニングをしてから、正規のルートを下山した。
赤布を見落とした場所はやはり分りづらく、「人の付けたトレースは当てにせずに地図を見ること」を肝に銘じた山行でした。
竹下
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