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奥秩父 和名倉山二瀬尾根

日時:2005年3月12日、13日 CL藤木 加藤 上茂(記録)

 3月11日(金)21時千葉を出発し、中央道勝沼ICより雁坂トンネル抜けダムの駐車場にて仮眠。翌朝7時起床、良い天気の中登山口になる秩父湖の埼玉大寮の駐車スペースまで移動し朝食を済ませ9時出発。つり橋を渡り左に50m位歩くと地主の"むやみに赤テープを巻くな"と書いてある看板が、上り口の目印である。杉林の急登がいきなり始まる。枝打ちした枝が一面にかぶさり、滑ったり引っかかったりして歩きづらい。1000mあたりで尾根に出ると雪が現れ始め、だんだんと多くなる。腐れ雪でずぼずぼはまり隠れた倒木などに足を取られ非常に歩きづらい。上がりきると広い斜面が目の前に現れる。アイゼンを着け腹ごしらえし、自分らでトレースを描きながら進む。ひざ上あたりの雪でひたすらラッセルしながら目標の第一反射板を目指す。林から笹藪にはいり、急な斜面を雪にはまりながら登りきるとようやく展望のある反射板設置点に到着1時20分。やれやれである。登山口から望めるこの場所に4時間もかかってしまった。今日の最終目標の和名倉山手前の千代蔵休場までは軌道上をしばらく辿って行き、途中から稜線へ上がり600mほどの高度をひたすら稼いでいくのだが、とても無理そうである。行けるところまで行ってみようと水平道歩きに取り掛かる。さらに雪が深まり足を一歩踏み出すのに苦労する。わかんを出すと大分楽になった。途中石津窪という和名倉沢の支流への降り口の目印がある。倒木が覆いかぶさった所や崩壊した箇所があったりうっとうしい道だ。地図上で尾根をぐるりと回りこむところがあり、その辺りに差し掛かったようだ。ちょうどエスパースが張れる幅なので、ここをねぐらにする。3時30分。予想以上の深雪で目的の半分も行けなかったが、人がほとんど入らない山道でも物好きな少数の人間が結構目印を残してあったりしてこの辺りまではそんなに迷うことはなさそうだ。だだ残されたこの先が核心ぽいので気にはなる。今回は今年計画している和名倉沢の下山路の様子を探るために来たのだが、ひと月早かったようだ。あと2ヶ月もしたら草木に埋め尽くされ、生長真っ只中の笹の薮漕ぎがこの先にあるのかと思うと・・・楽しみである。夕飯は小俣さんが用意してくださった味噌鍋を頂いた。直前に都合で行かれなくなり鍋だけの参加でしたが最高に美味かった!

 翌日は8時出発。来た道を戻り11:20駐車場着、白龍館で入浴後(500円)帰路に就く。

                                 上茂(記)

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2005年 千葉県勤労者山岳連盟 ちば山の会 
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