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山行報告 奥鬼怒・赤岩沢
日時:
女夫淵温泉→赤岩沢遡行→黒岩田代(泊)→奥鬼怒沼→日光沢温泉→女夫淵温泉
行程:
2005年7月9日(土)〜10(日)
メンバー:
CL小俣、SL柘植、石井、多田(記)
7月9日(土) 曇り時々晴れ
深夜2時頃、川治温泉駅に到着。駅舎内で仮眠、始発電車が来る前に起床して出発する。川俣湖畔は深い霧に包まれて憂鬱になるが、やがて霧は晴れて青空さえ見えてくる。7時過ぎに女夫淵温泉駐車場に到着、無料の大駐車場はかなりの車の数だ。身仕度を整えて出発(8:00)。黒沢に沿う林道は通行止めだが、ゴメンナサイと遮断機をまわりこんで林道を歩く。10分ほど歩くと再び遮断機。この区間が通行止めのようだがとくに悪いところもなく、遠回りしなくてよかった。1時間ほど林道を進んで黒沢の大きな堰堤を2つ過ぎると対岸に大きな沢が流入し、その沢にも大きな堰堤が見える。これが赤岩沢と判断して、そのすぐ先で分岐する林道から黒沢の岸に降りる。ここで沢靴、ハーネス等を装備する。赤岩沢の出合の2つ堰堤を越えて赤岩沢のスタート地点に到着(9:10)。
平凡な河原を2時間程(思っていたよりは遠かった)歩くと赤岩の大滝(30M)に到着する(11:10)。ザイルを出し、小俣さんがトップで右側を登る、1歩目のホールドが遠く厳しかったが、それを越すと細かいホールドが多く、10M程上がると多少傾斜がゆるやかになり、ザイルに確保されている安心感からか難なくクリアした。大滝から先は美しいナメ滝が連続しており、快適に楽しみながら進める。ミニ桃洞滝はまさに秋田の本家のミニチュア版。程なく40M2段大滝に到着する(12:50)。この大滝は直登できそうもなく右岸のルンゼから巻きに入るが、つい登りすぎてしまい、下りなおして途中からヤブに突入する。落ち口へは笹籔の急な斜面をトラバースするが、笹籔はよくすべり冷や汗をかきながら進んだ。この高巻きが今回の沢での1番キツイ場所であった。落ち口からはなだらかなナメ滝を1時間程進み、源流部の二俣を左に入り、黒岩田代の湿地帯を水芭蕉を踏まないように抜けて樹林帯に入る(4:00)。付近は平坦で絶好のビバークポイント。気に入った場所を見つけてテント設営し、付近の木を集めてタキ火をする。木が湿っていた為あまり燃えなかったが、それでもタキ火の暖かさは体を温めてくれた。6時頃雨が降りだしたので、炊事はテントの中。雨は夜遅くまでまで降り続いた。
7月10日(日) 晴れ
朝5時00分起床、雨はあがり、日が射していた。濡れたテントをザックに積め、下山路に出発(6:30)。ここは下山度を見つけられずに黒岩山まで登ってしまう記録が多いが、我々は読みどおり?すぐに黒岩山南斜面を巻く廃道のピンク色のテープを見つける。道を見つければもう安心、あとはこの道をひたすら進むだけである。ほどなく尾瀬への分岐に出ると、ここからは正規の登山道となるが、歩く人が少ないせいか倒木などが煩わしい。途中の高みからは日光連山や南会津の山々が眺められた。会津駒ケ岳はまだ山頂付近の谷あいに残雪が見え、5月連休の朝日岳からの縦走のことをなつかしく思い出す。鬼怒沼山をいつのまにか巻き、鬼怒沼湿原に到着(9:40)、天気も良く大勢の登山客が訪れていた。ここは広々とした湿原で木道も整備され、沢山の高山植物(詳しくないので名前は省略)が咲いていた。ベンチに座り、コーヒーなど沸かしてゆっくりと休憩する。目の前には釣鐘状の日光白根山が高い。ここからは急な登山道を一気に下るとオロオソロシの滝展望台。さらに下って日光沢温泉から車道を歩き、加仁湯・八丁の湯の旅館のバスが脇を通り過ぎる林道を1時間30分程歩くと女夫淵温泉駐車場に到着(3:00)。ここは入浴料が1,000円と高いので近くの村営温泉(500円)で汗を流して帰葉した。赤岩沢は登れる美しい滝が続き、印象に残る沢登りを楽しめた。 。
小俣
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2005年 千葉県勤労者山岳連盟 ちば山の会
http://www.chibayama.com