ちばやま |
ちば山の会1998年8月
千葉市中央区弁天町5番地鶴岡方Tel・Fax 043-255-9821 |
---|
<<7/4・5 米子沢>> − 小倉 笑子 −
ビール、酒、食料、共同・個人装備…。膨大な量をつめ込み座ってみたら隣と腰と太 ももが密着し、気持ち悪く、生あたたかく、でも妙にお祭り気分になり山の話しよりあ つちの話で盛り上がり、ほとんどの人が居眠りもしないまま現地入りした。年寄り順に 起き出しいざ出発! 年を重ねるごとに感動というものを失いつつある今、久々に一つ滝を上るごとに達成 感というか、新しい事を味わった感動を覚え、谷の中から岩と空と雲と沢を終わる頃の 花とのびやかな曲線の山とやわらかい緑とすべて良かった。こんな私でも連れて行って くれたみーんなに感謝しています。 こんな事もありました。十何m位の絶壁の上の細い道の真ん中に岩が張り出していて 、前を行く理恵さんは何気なく越えて行ったのに私にはどうしても向こうまで手が届き ません。ちよつと片足に力を入れればいいのに落ちてゆく自分が頭をよぎります。浩之 さんに頼んでハーケンを打ってもらい、カラビナつけたり、ザイルをつけたり、そこで だいぶ時間をロスしてしまいました。「冬山だったら大変だよ、冬とか岩には連れて行 ってもらえないよね」なーんて思い何事も感謝の連続でした。 足を心配していた下りですが、もう少し早い方がいいなーって思っていた時に頂上ア タック組に追いつかれ、勢いにのっているパーティーの一番うしろに必死にくらいつき 、何とか同じ位にかけおりた。総勢10人位の老若男女が一団となってはやての様に走 り抜けてゆく様は口を開けて見ている人には、馬鹿だなー、景色も花も楽しみながら人 生はゆっくりいくものだぜ、と写ったことでしょう。 夜の大雨にもあいましたが、翌日はとってもいい緑に恵まれもっともっと 体を使って色々なことをしたかったな。酒が飲めれ おもうんだろうけど。 帰りのバスの旅行は今までで一番楽しくて、心の底から 笑って笑った。名盛り上げ役の方々どうもありがとう。 それぞれが力を発揮してできる人ができる事を何気なくこなし 一つの事をした、というちば山の会の一体感を感じたとっても 楽しい山行でした。