ちばやま |
ちば山の会1998年11月
千葉市中央区弁天町5番地鶴岡方Tel・Fax 043-255-9821 |
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<<やっと行けました。南稜>> 竹内香代子
20:00佐倉を出発。貧乏2人組はいつも通り下道をひた走り、1:30、一ノ倉出合駐車場着。 車はたくさんとまっていました。明日は混みそうです。 5月、三つ峠に行ったばっかりに私のノロさがバレ、みなさんと一緒に6月の南陵に行けませんで した。悲しくて練習開始。その時点で10月1週目に行くことを決め、(確か、リードもできるよう になろう!というはずだったけれど…)毎週ロッキー(クライミングジム)へ通いました。何が足りないの か、なかなか上達しないなぁと思っているうちに10月に。終了点まで行けるのかという不安な気持 ちのまま5:30出発。前方に2パーティーが見えました。なんだ、すいてるのか、と思いましたが どんどん抜かれて行きます。何と私はテールリッジでもザイルを結んでもらい、結局南陵テラスまで 船橋の飯塚クンのペット状態でした。そうなるかも、とは思っていたけれどやっばりでした。渋滞覚 悟で南陵テラスヘ到着。驚いたことに1番のりでした。今回は南陵、人気がない様です。休憩してい るうちに4〜5パーティーが続々とやってきました。“どうせ遅くなるから、お先にどうぞ”と言い たかったけれど、出発。岩肌をつたって落ちてくる水がきらきらはねて輝いてとてもきれいでした。
「ちゃんと見てて」の声で向き直って1ビッチ目。始まり。ビレーをしていると飯塚クンの上には 岩、その上には真青な空だけ。今日がこんなにいい天気だなんて、ツイてる。気分爽快です。落石を 受ける心配をしなくてもいいのはとても気楽でした。一ノ倉の出合からドキドキして眺めたあそこに 今いるとはとても思えない程、気持ちははずんでいました。6ビッチしかない南陵は、3時間もかか ってしまったけれど、あっという間に感じられました。最後のビッチは難しくかなり時間をかけてし まいました。振り返ると私が渋滞の原因になっていました。12:30南陵終了点。とりあえず握手 をして、そして一ノ倉岳の山頂を目指して進むのですが、濡れた岩はよく滑りそうだつたので笹の中 をしばらく登りました。休憩。座って景色を眺めていると、何とも言えない達成感がジワジワとこみ あげてきました。たまらなくうれしくなってきました。そして疲れも一緒にやってきました。確かこ の先、自髪門まで縦走したかったはずなのにどうでもよくなってしまいました。そう思ってしまうと ベースはガタ落ちです。私のノロノロベースで何度も休憩しながら17:00、一ノ倉岳山頂によう やく到着しました。終了点から長かった。夏の間、トレーニングをさぽっていたことを反省しました。 体力をつけること、スピーディーな行動、特に登拳スピードを上げること、と課題をもらい、また来 ようと約束をし、またもやヤル気になって帰ってきたのでした。