ちばやま |
ちば山の会1998年11月
千葉市中央区弁天町5番地鶴岡方Tel・Fax 043-255-9821 |
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<<山スキーの危険>> 山スキーとテレマークは、最初に述べたように冬山の―般的な技術もさることながら、 スキーの操作テクニックも山にはいる前に習得しておかなければなりません。スキー場と 違い刻々と雪質が変わり、しかも重い荷物を背負っているために、臨機応変なスキー操作 が必要です。予めゲレンデで練習しておくと良いでしょう。 素早く移動できる代わりに、危険も瞬時に迫ってきます。雪庇を飛び越えたり、クレパ スに落ちたり、立木にぶつかったり...しかも10分で下った快道な斜面も道を間違え たとしたら1時間以上の辛い上り坂に変わります。そして下り斜面では各々が好きなシュ プールを描こうとするため、パーティがバラバラになる危険性を秘めています。自分勝手 な行動はパティー全体を危険な状況に変えます。 山スキーは常に雪崩の危険と隣り合わせです。専門書を読むことをお勧めしますが(労 山主催の雪崩講習会に出席すればさらに理解が深まります。 雪山も同じですが、山スキー3種の神器と呼ばれている道具があります。スコップ、ビ ーコン、ゾンデのことです。最低スコップは各自揃えたい物です。ビーコンは高価なので 購入が大変ですが、出来ることなら揃えたい物です。使い方ぐらいは覚える必要がありま す。ゾンデも本来なら各自で持つべきですが、とりあえず使い方を覚えましょう。詳しい ことは書籍を読むか、雪訓で教わりましょう。