丹沢表尾根縦走 柴田 那奈美
１月３日、丹沢表尾根縦走をしました。今度は元気いっぱいの、我が娘のような年齢の理恵ちゃんと一緒でした。前から彼女のスタミナ、エネルギーには感心しっばなしてしたが、いざ二人になってみると、もろその差が出てきて精神的に圧倒され、ちょっと頑張らなければと必死になりました。急登もなんのそのまるでウサギのようにびょんびょんはねてあーっという間に姿が見えなくなり、小母さんは、待ってよ待ってよと言いながら後をおいかけました。まさしくあの子の権現のカメが現れ丹沢でウサギと競っているようでした。
お天気はこれまた小春日和の晴天で、理忠ちゃんは半抽のＴシャツでのびのびと、見晴らしも良く少し雲がかかっていたものの富士がこんなに大きかったことを久しぶりに感じました。途中木の又小屋付近からは相模湾がきらさら光り、遠く左手に江ノ島・三浦半島・城ヶ島その奥に房総半島、右手には真鶴岬・初島・伊豆半島、正面に大島と良く見えました。
人に良くなついた野性の鹿の太郎にえさをやり、塔の岳山頂からもまた３００度のけしきを楽しみました。遠く南アルプスの雪を頂いた山々は感激でした。ちょうとその時、北海道・東北・北陸・上信越地方はこの冬一番の寒波に見舞われ、積雪が一時間に５０〜７０センチと交通や生活に打撃を受けていました。山の向こうとこちらではこんなにも天気が違うのかとしみじみと感じ、冬の体カトレーニングには今年は雪のない暖かい丹沢は良いと思いました。