ちばやま

ちば山の会1999年11月

千葉市中央区弁天町5番地鶴岡方

Tel・Fax 043-255-9821


講習会の報告     白石 美穂


(講習会の報告)                  (文責:白石美穂)

1、岩登り講習(実技その1)内容報告

 10月2日(土)神奈川県鷹取山公園で、富樫正、小倉時、小倉笑、山崎、柴田、白石、本多の7人が参加し、
(実技その1)の課題「自らセットしたロープを懸垂下降してからトップロープで登る」に沿って、@支点を作る。3カ所流動分散。角度は60度以内。A支点にロープを通す。ロープの結び目は岩側。B懸垂下降する。Cバックアップを取って懸垂下降する。を行いました。
 まず、公園の柵を利用して高くない場所で、支点の作り方等内容を確認しました。そして、15b位の高さの場所へ移動し、支点を作りロープを通し懸垂下降を実践しました。
 懸垂下降の始まりの地点は、練習場所が垂直の岩場なので、ビルの屋上から璧を降りる様な格好になり、初めの一歩がなかなか踏み出せず非常に怖かった様です。懸垂下降では、柴田さんは、初めの一歩が上手に出せず尻から降りてしまい、頭が足より低くなりヒヤリとしましたが、最後には上手に降りられるようになりました。山崎さんは、バックアップに取ったプルージックの結び目が締まり過ぎてしまい、結び目を緩める際大きな力を使ったので、夜になって肩を痛めてしまいました。11mmメインロープと5mmロープシュリンゲを使用していたので、径の差が50l以上あり正しい使い方をしたけれど、メインロープが古くなってけばだっていた為、効きすぎたと思われます。小倉時さんは、カラビナ懸垂(エイト環を落としたり貸したりしてエイト項がない場合はカラビナ1枚で懸垂することができる)を体験しました。
 それぞれ皆、収穫のあった講習でした(だぶん)。11月は、岩登り講習(実践その2)が三つ峠であります。
 是非、参加して欲しいと思います。

2、県連救助隊確保訓練の内容報告

 10月3日(日)、前日と同じ神奈川県鷹取山公園で、ちば山の会からは、富樫正、小倉時、小倉笑、柴田、白石、本多、松本、富田、倉田、白井の10名が参加し、県連全体では約35人位になり、80kgの砂袋を4b落とした時、支点にとの位力がかかるか測定しました。
 1回目は普段通りに確保し、2回目はロープを流しぎみに確保して測定しました。結果は、支点に300kgから400kgのカがかかっていました。ハーケンの負荷は500kg、リングボルトは約1000kgと言われているので、リードの滑落は致命的だと感じました。確保を体験してみて、セルフピレーの長さは、腕の長さ程度が良いと感じました。なぜなら自己脱出ができる長さだからです。また、ロープを流しぎみに確保するのは、非常に難しく意識してもできませんでした。実験に使用したロープの内1本は、ちば山の会の硬くなった古いロープを使用したところ、ロープの伸びが無く支点にかかる力が大きくなり、10回位実験した所でロープが切断されてしまいました。
 最後に、支点のカラビナのゲートを開けた状態で80kgの砂袋を落す実験をしたら、カラピナがみことに割れました。カラビナが壊れるのを初めて見て驚きました。カラピナもロープも壊れるものなのです。
 確保訓練は、県連の他の会の方とも交流ができ有意義な講習会でした。
 千葉への帰路は、アクアラインを通り“海ほたる”に寄り道し、東京横浜千葉の夜景を楽しみました。

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