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2007年8月9(木)〜12(日) 剣岳北方稜線縦走の写真




【山域】北アルプス
【場所】剣岳北方稜線
【日時】2007年8月9(木)〜12(日)
【メンバー】柘植・高梨・長池・渡邊(三)
【行程】 8/09 馬場島→ブナクラ乗越→赤谷山
8/10 赤谷山→赤ハゲ→白ハゲ→大窓
8/11 大窓→池平山→小窓
8/12 小窓→三ノ窓→剣岳→(早月尾根下山)馬場島


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1.馬場島にていざ出発

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2.ブナクラ谷を登る

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3.北方稜線スタート地点のブナクラ乗越

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4.夕暮れの赤谷山頂

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5.2日目出発前の赤谷山頂:後方は毛勝三山

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6.迫りくる剣岳

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7.白ハゲ付近:手前の大きな切れ込みは大窓

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8.大窓から降りてきた山稜を見上げる

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9.大窓の幕場

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10.大窓から望む夜明け前の後立山連峰

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11.ハイマツのヤブコギ:後方は仙人谷

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12.正面は白ハゲ、左に低く赤谷山

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13.池平山の障壁:右下が小窓

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14.ようやくたどり着いた池平山頂

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15.池平山から望む剣岳の雄姿

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16.小窓雪渓を登る

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17.小窓王の肩にて:正面はチンネ

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18.三ノ窓にて:正面はチンネ基部

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19.池ノ谷乗越から左に低くチンネと右が八ッ峰の頭

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20.八ッ峰には大勢のクライマー

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21.北方稜線もいよいよ終盤:正面に剣岳山頂

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22.北方稜線を望む

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23.剣山頂まであとわずか:立山から遠く槍穂高まで一望

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24.やっとたどり着いた剣岳山頂:お疲れ様でした

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【内容】  剣の北方稜線というのがどのあたりまでを指すのかは定かでないようだが、狭義には 小窓あたりまで(我々の最終日のコース)、一般にはブナクラ谷あたりまでのようだ。 それより北部は毛勝三山など別の山域ととらえるらしい。北方稜線を一度歩いてみた いと思ったのはずいぶん前からだが、強力メンバーを得てようやく実行の運びとなっ た。積雪期は赤谷尾根から早月尾根が結構歩かれているが、無雪期はほとんど記録が ない。唯一の記録をもとに計画をたてたが、これが大きな誤りだった。無雪期の北方 稜線は想像以上に厳しく、手強いヤブともろくて困難な岩場に苦しめられた。初日は 赤谷山までは道があるのだが、その先で早くも道を見失う。猛烈なハイマツヤブコギ に挑むも冷静に考えればルートミスは明らかなので赤谷山頂泊とする。

 翌日は好天の中、黒部側に薄い踏み跡を見出してたどる。踏み跡があるといってもハイ マツや笹が覆いかぶさっており、完全なヤブコギ状態。なんとか小窓までの期待も大 窓到着が13時すぎではとても無理なので、2日目はここで打ち切り。でも8時間以上行 動して十分疲れている。

 3日目は三ノ窓を目指す。初っ端から300mの地獄のヤブコギ登り。
池平山へはルートファインディングが非常に難しく、また困難な岩場がある。高梨さ んの的確なコース取りと登攀力でかろうじて突破。池平山からは池平小屋に向かう一 般道に出るが、我々は小窓を目指すので、せっかく出合った道ともすぐお別れ。小窓 へ稜線伝いに行くのはかなり難しそうなので、黒部側の緩斜面から枝沢を下降して小 窓雪渓を登り返して小窓着。予想以上に時間を喰ってしまい、今日もまた目標未達。 毎日目標未達なので、弱気になってしまい、4日目は早月小屋泊り?か。この場合、 予備日を超過してしまうので、なんとか馬場島までと決心する。小窓から先は岩場に なるが困難なヤブや恐怖の岩場はなく、快適な縦走路だ。ただ踏み跡が結構交錯して いるので、何回か間違えそうになりながら10時半すぎに待望の剣岳山頂着。11時に山 頂を辞して早月尾根を下り、日没ギリギリで馬場島にたどりついた。柘植はおニュー の靴で靴擦れがひどく、2日目からパーティーの足を引っ張って最後まで迷惑をかけ てしまった。ほとんど役立たずの足手まとい状態だったが、サポートしてくれたメン バーのおかげでなんとか目標を達成できた。下山してからの全員の合言葉は「剣の北 方稜線は二度とゴメンだ!」

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2007年 千葉県勤労者山岳連盟 ちば山の会 
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