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【山域】 | 房総 | |
【場所】 | 猪の川支流桑の木沢 | |
【日時】 | 2008年2月11日 | |
【メンバー】 | CL辻本(記)、他会員外3名 | |
【行動】 | 猪の川林道キャンプ地駐車〜桑の木沢入渓点〜遡行〜170m付近二俣左沢〜280mピーク〜右岸尾根下降〜猪の川林道〜駐車場 |
【内容】 |
亀山湖を渡り、猪の川林道を東大演習林方向に進む。キャンプ地入り口に車を停め、
桑の木沢への橋を渡り入渓。高度計をco80mに合わせ、雪の渓を行く。
地形図で見ると、この沢は1300mほどの短い沢だが、その標高差は180mあり、急流
を期待した。 しばらく進むと、右岸や左岸にスラブの滝が次々と現れる。30mほ
どの落差だ。co100mの手前あたりで落差4mくらいの滑滝が、川幅いっぱいにおよ
そ10mほど滑って落ちてくる。左岸にステップを切ってあるが、少々凍っていて足
裏に神経がいる。それを越えると3段にトイ状の滝が現れ、とても千葉の沢とは思えな
い。
少し開けたところでは鹿が4頭、我々から逃げていった。角がないので噂のキョンか も知れない。それにしても雨後のはずなのに、水がきれいだ。水源にゴルフ場跡地や三 石山林道がなければ、飲んでもよいと思える。入渓から40分たったco140mあたり で、大きな釜を持った20mほどの斜滝が登場。釜の右をヘつりながら取り付くが雪のた めスタンスが滑る。釜の深さは腰上くらい。とても落ちるのは寒くて嫌。巻くのは両側 とも切り立っている。雪と泥で巻くのも難しい。釜に落ちても仕方がないと覚悟を決 め、慎重にヘつりながら滝に取り付いた。が、滝もシャーベット状でフリクションが効か ない。草を掴むが抜ける。左岸を泥に手を突っ込みしながら登攀。滑り落ちれば怪我は しないが釜にドボンである。季節が変わればフリクションも効き、簡単に登れると思 う。 この後もゴルジュが発達していて、苔むした沢は美しくもある。水に入らずに遡行す るのは不可能。膝上くらいは覚悟して遡行を続ける。枝沢もスラブ状で落ちてくる。 三俣で三石山への沢を右に見送り本流を遡る。co170m付近の二俣を左にとり、倒木 が多くなるco200mあたりで尾根に逃げる。泥のやせ尾根は木の根頼りで80mほど登 攀。 ここからのルートファインディングが難しい。ピークを回ったせいか、方向感覚が 逆。しばらく迷った後60m下降し, co300mのピークを昇り返す。そこからは植林帯を進むが、 最後は懸垂2回で沢に下り、猪の川を渡り林道への泥壁を登り1時40分遡行終了。3時間 40分の行動時間であった。後は温泉と猪肉を楽しんだ。 |
2008年 千葉県勤労者山岳連盟 ちば山の会 |
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