|
水の濁る水無川を見ながら谷に向かう。林道は、砂利が抉られていたり、崖から水が流れ落ち、昨日は、予報通りに大雨が降ったようだ。水量は多いが、予定通り進めるところまで遡行すると言う事で入渓した。源次郎沢を通り、書策新道と分かれ堰堤を高巻き入渓する。
明るく、新緑の綺麗な谷で小滝を越え間もなく、F1(10m)の豪快な滝が現れる。これを、左から巻いて越す。水量が多いので、滝壷に流れ落ちる音も豪快!右からセドノ沢が入り、F2(5m)は、長めのシュリンゲを下げてもらい左から滝口へ。水量が多いので、小滝を越えたり、水流通しに登るにしても流れが強く、緊張の連続だ。ガイドでは、F3(8m)は水流にホールドを見つけてとあったが、この水量では、叩き落とされてしまう。左壁をロープ使用で、水飛沫を受け登る。中間点のランニングビレ通過に緊張する。F5(2段13m)の見上げる滝は、2段には見えず滝壷に落ちる水飛沫は凄い!今日の核心部だった。左壁に太い鎖があるが、足場は悪そう。仲間が足を滑らせ、一瞬ヒヤリ!何が難でも落ちない思いでクリアする。滝の爆音と、高度感にゾクゾクした。
書策新道を越えると、左から沖の源次郎沢が小滝をつくり入ってくる。山つつじと、新緑と滝の景色は美しかった。ここから少し登った場所で、ロープワークを1時間たっぷり練習すしてから書策新道を下山した。水量が多かったので、グレードもアップとの事。木の又大日沢辺りがかなり大きく崩落しているようであった。
【吉川:記】
|