安達太良山(くろがね小屋直上沢・鉄山西尾根)山スキー報告

【山域】箕輪山 1728m 鉄山 1709m くろがね小屋直上沢、鉄山西尾根滑走

【場所】福島県猪苗代町、二本松市

【日時】2月21〜22日 1泊2日

【コース】 1日目;箕輪スキー場―箕輪山―鉄山―くろがね小屋

      2日目;くろがね小屋―矢筈森―鉄山―鉄山西尾根―国道115号

【メンバー】高松(CL)(記)、渡辺トシ氏(SL)、長池氏      計3名

【装備】高松;サロモン・X-scream7 Lite163cm,ディアミール2,ノルディカTR12

  渡辺;K2 SUPER STINK 173cm,ロッテフェラー, チリガルモント シナーG

  長池;Blizard・TC−エレメンツ 163cm, ノルディカファンランドXハード, ディアミールチターナルV

【天気】1日目;晴れ時々曇り  2日目;快晴

【概要】箕輪スキー場から箕輪山に登り鉄山に至り、くろがね小屋直上の沢を滑走し、くろがね小屋に宿泊し、矢筈森経由で鉄山に至り鉄山西尾根を滑走し、国道にでた。日曜は春のような暖かだったので鉄山西尾根の雪質はいまいちでしたがくろがね小屋直上の沢では快適に滑れました。

【概念図】



【時間】1日目;9:15 箕輪スキー場ゲレンデリフト終点  2日目;7:15 くろがね小屋

      11:30 鉄山避難小屋                 9:30 鉄山

      12:30 鉄山                       9:50 プロペラの碑

      12:40 くろがね小屋                  11:30 国道115号

【詳細】

前夜21:00に長池宅に向かい、ピックアップし、栃木ICで渡辺トシ氏をピックアップし、箕輪スキー場駐車場に向かう。1:30到着。駐車場の片隅にテントを張り仮眠する。

6:30に起床し、朝食をとり、リフト乗り場に向かう。リフトは8:00開始なはずであるが、トラブルで少し遅れていた。Cリフトに乗り、Aリフトに乗り継ぐ。Aリフトを下り、シールをつけ箕輪山を目指す。(9:15)箕輪スキー場のAリフト開始は9:00であり、少し下であるがCリフトを利用した方が方が良い。箕輪山山頂に至るが、風が強く立っていられないためすぐに笹平分岐まで下りる(写真1)。下りる際に滑走しようと思っていたがシュカブラが多く、とても滑れる斜面ではなかった。後で鉄山から眺めると、東側はなだらかで滑走可能に見えた(写真2)。次回は東側を滑り、笹平分岐まで回り込んだ方が良い。また、箕輪山は巻いて、ゲレンデから直接避難小屋に向かう方も多く、その方がよいように感じた。鉄山避難小屋まではだだっ広い稜線の西側の雪の平らな所(写真3)を進み、鉄山避難小屋に至った。

 

 

休憩の後、鉄山に向かった。鉄山頂上でシールを外し、滑走準備する。鉄山からくろがね小屋が真下に見えた(写真4)。鉄山からくろがね小屋まで滑り込んだが、初めは急斜面であったが、だんだん緩やかになり快適に滑れた。(写真5,6)(写真15ルート)平らになってからは右岸をすすめば、くろがね温泉の源泉も通過できた。到着時間が12:40と早かったため、少し小屋で休憩ののち、矢筈森方面に登り返し、双峰の間から滑り出し(写真7,8)、峰の辻を経由してくろがね小屋に戻った。この日はくろがね小屋に泊まり、湯につかった。この日はつぼ足隊とも合流し宴会をした。

 

 

日曜は朝つぼ足の方と記念写真(写真9)の後、見送られた。直接鉄山に進むと急そうだったため、矢筈森を回り鉄山に出た。矢筈森上(写真10)から鉄山の鞍部まではシールをつけたままおそるおそる下りれたが、鉄山直下では急だったため、スキーを担いで通過した。鉄山頂上でシールをはずし、プロペラの碑に向かい、プロペラの碑と次の1642mのコルから滑り出した。ルートは尾根沿いを進んだ。はじめ、斜面はがたがたしており滑りづらかった(写真11)が1500m付近から急斜面があり、(写真12)今日は暖かかったため雪質がいまいちであったが、良い斜面であった。1303m標高点の左を進み、1192m標高点を過ぎて平坦地に出た。(写真13)ここからブッシュが出てきたため左にとると作業道に出た。あとは作業道沿いに進んだ。車道が見え、高森川が見えたところで作業道の分岐を右に曲がり、迷沢に出て、迷沢のスノーブリッジを越えた。今回暖かかったため、スノーブリッジの一部が壊れており、ぎりぎり通過できたが、このまま暖かければ来週は通過が難しいかもしれない。そのまま作業道を北に進み、仏沢の橋を渡り(写真14)、国道115号に出た。国道115号に出た所で駐車スペースがあり、たまたま偵察で来ていた方に箕輪スキー場駐車場まで乗せて頂いた。

日曜は春のような陽気だったため雪質がいまいちだったが鉄山西尾根よさそうな斜面も多く、ルート的には鉄山西尾根は良いルートであるように感じた。また、くろがね小屋直上の斜面ははじめ急斜面だが広く大変よかった。矢筈森下の斜面もだだっ広く楽しめた。

 

 

 

=====================================================================================

高松 信博 (Nobuhiro Takamatsu)

takamatu@george24.com.