四阿山 山スキー

山域 四阿山(2354m)
日程 2月27日
メンバー  CL菊池TM、沢田、荒木
天気    やや気温が上昇した冬型、曇り時々雪 気温ー7〜−12度 風強し
コース   四阿山高原ホテル(1450m)−牧場−登山道ルート−2300mまでシール登行−滑走− 1840m地点より登山道の南斜面を標高差120m・140m滑走(2本)−牧場に向かって西方向へトラバース気味にシールアップ−牧場−四阿山高原ホテル

 私は山スキーでは4回目である。天気がよいと素晴らしいパノラマと樹氷が楽しめるルートである。 初体験の2人を案内し、冬型曇り・強風予想のなか高原ホテルへ向かった。

 やや気温の上がった冬型、高原ホテルから出発するときには-7度、昨日からのやや重い新雪が20〜40cm。 牧場では相変わらず強風・シュカブラ・視界不良で苦労した。

 林間に入ると強風も弱まりパウダーが期待できると思いきや、切り開きの登山道ではパックされた新雪にがっかりした。 1900mを越えた辺りで山頂に向け林間をシール登行、まあまあのパウダー地帯もあるが、パックされた新雪が多い。 シラビソ地帯に移行するころには、再び風が強くシュカブラ・ガリガリバーンが目立ち初め、2300m地点でギブアップした。 行動食休憩の後、お楽しみの滑走である。吹き溜まり・パック・薮などもあり満足度60%のパウダーランであった。

 あっという間に切り開きまで下ったが、このまま来たところを下っては面白みのないルートである。 牧場の緩斜面は風の無い低温降雪後には楽しめた(過去4回のうち1回のみ)が、今回もシュカブラ・ハードバーンでダメ。 そこで、前回に発見した素晴らしいお楽しみパウダー斜面を今回も堪能した。標高1840m辺りから切り開きをはずれ南斜面(オープン・疎林が入り混じった変化のある中斜面)を標高差約120〜140m2本楽しんだ。風もなく安定した良質パウダー、これぞ四阿山山スキールートのマル秘お楽しオプションルートである。そのままシールをつけ西方向に少しトラバース気味に高度を少し上げると牧場に出る。満足度は一気に90〜100%にアップした。



                                                菊池(記)

目次へ


2008年 千葉県勤労者山岳連盟 ちば山の会 
http://chibayama.sakura.ne.jp