2009年2月1日 浅間山山スキー




【山域】浅間山
【日時天候】2009年2月1日  晴れ時々曇り 強風
【メンバー】CL菊池(記)・岡田・沢田・吉川・佐々木・田中(会員外)(50〜67歳 平均58.8歳)
【行程】峰ノ茶屋9:00−馬返し−東尾根1750m付近−滑走約300m−登り返し−1750m−右上方へ1910mまでトラバース登行−北東広い沢状地形を滑走ー台地ーハイウェイ(13:00)

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01 林間は風が弱いが


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02 ガリガリの斜面を通過し沢状安全地帯へ


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03 1910m地点へのトラバース登行


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04 滑走準備


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05 さあ滑走だ


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06 結構いいよ、プチパウ!!


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07 シュカブラもまた楽し


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08 なんかいいね、この大斜面


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09 台地をハイウエイに向かって


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10 浅間山噴火前日


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11 ついに噴火


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12 噴煙の朝




【内容】 浅間山のパウダー狙いは、南岸低気圧による降雪直後に限られるため、週末にチャンスを捕らえることは極めて難しい。MLにもパウダーを当てた報告は、年に一つあるかどうかの博打である。
昨年の夏に小噴火があり、火山活動が活発化していることはなんとなく把握していたが、最近警戒情報はなく、金〜土の南岸低気圧により、ネット情報では、浅間山山頂では1日の朝まで雪マークが続いていた。その後は冬型、強風予想であったが、なんとか朝になれば風は少しはおさまってくれることを祈り、千載一遇のチャンス到来と意気込んで峰ノ茶屋へ向かった。
峰ノ茶屋では、凄まじい強風に前日の降雪も吹き飛ばされ、意気消沈。いける所までと覚悟し、風の弱い林間の登山道をシール登行開始、吹き溜まりに10cm程度のパウダー、小浅間との鞍部では再び強風で、30分ほど停滞した。突風の間隔があいてきたころ、意を決して出発、急斜面の林間をジグザグに登ると新雪も増し、淡い期待を抱いたが、森林限界上部では強風とガリガリ斜面、1750m付近で諦め、300m程のオシルシ滑走。今日はこれで敗退と、一度は諦めかけたが、休憩していると、風が徐々に弱くなり、再びシール登行を開始していた。なんとか氷化しかかった斜面から右の沢状安全地帯を登り、右上方へ1910m(北東に向かう広い沢状地形)までトラバース登行した。
シュカブラの混じるパックパウダーが10cmほど、諦めきっていた面々は一気に浅間の大斜面に興じていた。平坦な台地をハイウエイに向かって進むが溶岩流による溝が幾つもあり、それを避けるには向かって右よりのルートを進まなければならなかった。 ・執念の強風山スキーは1910mで打ち止めであったが、終わってみればいろいろな経験ができ、意義深い山行であった。
帰途、、メンバーの奥さんからのメールで午後1時ころ、浅間山に火山警戒情報が発せられ、1両日中に噴火予想とのこと。そして2日午前2時頃、まさに噴火が始まった。 後でわかったが、すでに1日の午前1時頃にマグマ上昇による地形変化が確認されていたとのこと。その情報はかなり遅れて発表されており、我々は知らずに入山していたのである。いずれにしても危険地帯の山スキーである。十分留意して行動したい。



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